セルロースの高次構造改変とその酵素分解性の評価

レコードナンバー
910649
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ20039427
NACSIS書誌ID
AA12509099
論文タイトル(英)
Deconstruction of the hierarchical structure of cellulose and its enzymatic hydrolysis
本文言語
ja
著者名
水野 正浩
誌名
応用糖質科学 : 日本応用糖質科学会誌 = Bulletin of applied glycoscience
別誌名
日本応用糖質科学会誌応用糖質科学
発行元
日本応用糖質科学会
巻号ページ
7巻・1号,p.10-15(2017-02)
ISSN
21856427
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抄録
セルロースはD-グルコースから構成される,枝分かれ構造を含まない直鎖状の多糖である。また,直線上に配置した分子同士が会合し,結晶性の高い高次構造を形成するため,セルラーゼなどの酵素による分解性が低い。筆者らは,セルロース溶解性を示すイオン液体に着目し,セルロースの高次構造と酵素分解性の関係を調査した。イオン液体による溶解後に再析出された再生セルロースは,II型セルロースに近い結晶型を示したが,その構造は用いるイオン液体の種類によって異なることを明らかにした。次に作用機序が異なる3種類のセルロース分解酵素を用いて再生セルロースの分解性評価を行った結果,非晶領域に作用しやすいエンドグルカナーゼによる分解性が,イオン液体の種類によらず大きく上昇することが明らかとなった。また,再生セルロースの構造がよりII型セルロースに近くなるほど,酵素分解性は低下した。実バイオマスに対するイオン液体処理においては,イオン液体の種類により溶解挙動が大きく異なることと,完全溶解を行わなくても十分に酵素反応性を改善させることが可能になることを明らかにした。
引用文献数
14
登録日
2017年5月17日
収録データベース
AGROLib ; JASI