Lactobacillus plantarum LA 318はヒト大腸ムチンへのCandida albicans ATCC 26555の付着を阻害する

レコードナンバー
910713
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ20036186
NACSIS書誌ID
AA12385338
論文タイトル(英)
Lactobacillus plantarum LA 318 inhibits the adhesion of Candida albicans ATCC 26555 to human colonic mucin
本文言語
en
著者名
木下 英樹 ; 渡辺 真通 ; 井越 敬司 ; 石田 光晴 ; 川井 泰 ; 北澤 春樹 ; 三浦 康 ; 堀井 明 ; 齋藤 忠夫
誌名
東海大学紀要. 農学部
別誌名
Proceedings of School of Agriculture Tokai University ; 東海大学農学部紀要
発行元
東海大学農学部
巻号ページ
36巻,p.7-14(2017-03)
ISSN
18831516
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抄録
Candida albicansはカンジダ症を引き起こす日和見感染菌である。C. albicansは培養条件により酵母型と仮性菌糸型の二形成を示す。本試験ではヒト大腸ムチン(HCM)に高い付着性を示すLactobacillus plantarum LA 318を用いてC. albicans ATCC 26555の付着阻害の可能性を検討した。SDS-PAGEによりC. albicans ATCC 26555の菌体表層タンパク質中にグリセルアルデヒド-3-リン酸脱水素酵素(GAPDH)の発現を確認したが,その発現量は非常に少なかった。このことからGAPDHは,C. albicans ATCC 26555のメインとなるアドヘシンではない可能性が考えられた。また,C. albicans ATCC 26555は酵母型,仮性菌糸型ともにHCMに対し菌数依存的な付着性を示した。カンジダの付着阻害試験は,競合,排除,置換試験の3つのパターンで行った。28℃培養のカンジダ菌(酵母型)では,1×10 8 cells/mLの乳酸菌の競合阻害以外は10~20%の付着阻害が見られた(p<0.05)。最もカンジダ菌の付着阻害が見られたのは1×10 9 cells/mLの乳酸菌を用いた排除試験だった。37℃培養のカンジダ菌(仮性菌糸型)では,1×10 8 cells/mLの乳酸菌を用いた試験においては,競合,排除,置換試験のいずれにおいても僅かな阻害しか示さなかったが,1×10 9 cells/mLの乳酸菌では排除試験において21.5%のカンジダ菌の付着の減少が見られた(p<0.05)。これらの結果より乳酸菌を用いたC. albicansの感染阻害の可能性が示された。
引用文献数
46
登録日
2017年6月5日
収録データベース
JASI ; AGROLib