鳥獣防除柵の構造的な違いが植栽木への食害や成長および林床植生に与える影響

レコードナンバー
941521
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00006960
NACSIS書誌ID
AN00055178
論文タイトル(英)
The performance of different fencing on growth, survival rate of plantation tree and forest floor vegetation
本文言語
ja
著者名
中村 琢磨 ; 長 慶一郎 ; 山内 康平 ; 緒方 健人 ; 鍜治 清弘 ; 佐々木 寛和 ; 扇 大輔 ; 井上 幸子 ; 村田 秀介 ; 山内 耕司朗 ; 菱 拓雄 ; 田代 直明 ; 市橋 隆自
誌名
九州大学農学部演習林報告 = Bulletin of the Kyushu University Forest
発行元
九州大學農學部附属演習林
巻号ページ
103号,p.29-39(2022-03)
ISSN
04530284
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抄録
動物防除柵としての防除ネットや電気柵の防除効果を比較するため,5cm目ネット区,10cm目ネット区,電気柵区,対照区の調査区にアセビ,ヒノキ,ミズナラの苗を植栽し2015年から2020年まで植栽木の樹高成長や生存率を記録した。また,これら調査区の草本層の植物相を2016年と2021年に記録し,防除柵内に定着する草本や樹木実生の変化を比較した。アセビは対照区で成長が良く,ほとんどの個体が生存していた。ヒノキは電気柵区で最も樹高が高く,生存率は5cm目ネット区で9割を越えていた。ミズナラは樹高成長も生存率も5cm目ネット区で優れていたが,草本による被陰のため平均樹高は87cmに留まり生存率も33%に過ぎなかった。草本層の植生は2016年には合計52種の草本と樹木実生が確認されたが,2021年には81種に増加した。また,アカマツ,ミズナラ,ノリウツギなど陽樹の実生が多数定着したことから,防除柵で開放地を囲うことで地域の代償植生へと誘導できる可能性がある。
引用文献数
39
登録日
2022年6月3日
収録データベース
JASI ; AGROLib