花壇苗ビンカにおける容器の小型化技術

花壇苗ビンカにおける容器の小型化技術

タイトル花壇苗ビンカにおける容器の小型化技術
要約花壇苗ビンカの小型容器(7.5cm、6cmポット)栽培においては、7.5cmポットでは慣行の9cmポットに比べて出荷適期は短くなるが、同等の良品生産が可能である。また、花壇定植後の能力はポットの大きさに関わらず同等であり、実用性がある。
担当機関兵庫県立中央農業技術センター 農業試験場 園芸部
連絡先0790-47-1117
区分(部会名)中国農業
専門栽培
研究対象花き類
分類研究
背景・ねらい 花壇苗生産の拡大を図る1つの方法として、ポットの大きさを小型化して単位面積あたりの栽培数を増やすことが考えられる。しかし、ポットを小型化することによって根鉢が早く形成され、製品の草姿、花壇定植後の生育不良等、商品性の低下が懸念される。
 そこで、播種期を変え、ポット上げ後の育苗日数の異なる苗を用い、小型化と育苗日数による影響を明らかにし、より小型容器化生産への資とする。
成果の内容・特徴
  1. 出荷時の草丈は7.5cmポットと9cmポットの差は小さかったが、6cmポットではやや劣った。また、育苗日数が延びるほど草丈は高くなり、この傾向はポットが小さくなるほど大きくなった。一方、株張は9cmポットでは育苗日数による差はなかったが、7.5cm及び6cmポットでは日数が長くなるにつれて大きくなった。よって、ポットの大きさが小さくなるほど草丈の伸長によって品質が低下し出荷適期が短くなるが、育苗日数60日で9cmポットと7.5cmポットはほぼ同等の草姿となった(表1、図1)。
  2. 根鉢の発達を鉢底部の硬度でみると、ポットサイズが小さくなるほど根鉢が硬く、根の状態の悪い苗となっていた。また、9cm及び7.5cmポットでは育苗日数による差はなく、地上部との関連はみられなかったが、6cmポットでは育苗日数が長くなるにつれて硬度は高くなった(表2)。
  3. 花壇定植30日後の生育は、草丈については出荷時とほぼ同様の傾向を示したがその差は小さくなった。また、株張りについては育苗日数、ポットサイズによる大きな差は認められなかった。よって、花壇定植後は7.5cm及び6cmポットでも9cmポットとほぼ同等の能力が認められ、実用性に差がないことが判明した(表3)。

成果の活用面・留意点今後異なる作期や品種での検討が必要である。
具体的データ
表1
図1
表2
表3
予算区分地域重要新技術
研究期間1997~1999
研究担当者岩井 豊通、小山 佳彦、神戸 隆、池田 幸弘、和田 修
発表論文なし
発行年度1997
収録データベース研究成果情報

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