胚珠培養により育成したユリ新品種候補「プリンセスマリッジ」

胚珠培養により育成したユリ新品種候補「プリンセスマリッジ」

タイトル胚珠培養により育成したユリ新品種候補「プリンセスマリッジ」
要約胚珠培養によりシンテッポウユリとスカシユリの種間雑種を育成し、その中から新品種候補「プリンセスマリッジ」を育成した。この系統は、テッポウユリ型の花形を有し、花色がピンクである。
担当機関山口県農業試験場 育種開発部 園芸育種グループ
連絡先083-927-7011
区分(部会名)中国農業
専門育種
研究対象花き類
分類普及
背景・ねらい ユリは県の戦略品目として生産が振興されている。オリジナル品種により産地を拡大するため、「アプリコットマリッジ」に続き、花色、花形の異なる品種を育成する。
成果の内容・特徴
  1. 平成6年にシンテッポウユリ「雷山1号」とスカシユリ「トスカーナ」を花柱切断法により31花、交配した。
  2. 交配40日後に肥大した子房から胚珠を摘出し、ショ糖濃度8%、pH 6.3、寒天 0.9%MS培地で培養した。
  3. 発芽24個体をショ糖濃度3%、pH 5.8、寒天0.8%のLS培地に移植して生育させた。
  4. 平成7年の10月に順化、11月に定植し、翌平成8年6月に特性調査を行い、花形、花色の優れた個体を選抜した。
  5. 平成9年~10年に種苗の増殖及び、特性の安定性の確認を行った。
  6. 草丈は球根を用いた促成栽培で100cmから150cmになる。茎の色は上部、中部は緑色、下部は淡褐である。
  7. 促成栽培では球根を9月上旬に定植すると12月下旬から1月上旬に開花する。
  8. 花形は、テッポウユリ型で、花房の形状は散形花序、花の向きは60~89°と横からやや上向きである。つぼみの色は淡紫ピンク(JHS カラーチャートNo.9202)である。
  9. 花色はテッポウユリには無いピンク色である。花弁の基部は淡黄緑(同 3303)、地色、中肋部、縁部及び裏面が淡紫ピンク色(同9702)である。

成果の活用面・留意点[成果の活用・留意点]
    球根を用いた切り花栽培に適する。りん片苗を用いた栽培では年内に定植すると、無加温ハウスで翌年の6~7月に開花するが抽苔率は 30%程度と低い。平成12年度に品種登録申請を行った。

図1 表1 表2  
具体的データ
図1
表1
表2
予算区分県単
研究期間2000~2000
研究担当者光永拓司、尾関仁志
発行年度2000
収録データベース研究成果情報

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