タイヌビエのアミド系除草剤感受性と土壌吸着の温度反応

タイヌビエのアミド系除草剤感受性と土壌吸着の温度反応

タイトルタイヌビエのアミド系除草剤感受性と土壌吸着の温度反応
要約タイヌビエに対する水稲用アミド系除草剤プレチラクロール、メフェナセットおよびテニルクロールの生育阻害が最大に達する最低濃度および土壌吸着係数(Kd)は15~30℃の範囲では温度の影響を受けない。
キーワードタイヌビエ、アミド系除草剤、感受性、温度、土壌吸着係数
担当機関(独)農業技術研究機構 中央農業総合研究センター 耕地環境部 畑雑草研究室
連絡先0298-38-8426 / yogo@affrc.go.jp / yogo@affrc.go.jp
区分(部会名)共通基盤
分類科学、参考
背景・ねらい土壌処理型除草剤は効率的な雑草防除手段の1つである。その薬効・薬害は様々な土壌環境条件によって変動するが、要因解明はまだできていない。そこで重要な土壌処理剤である水稲用アミド系除草剤を用いて、湛水条件下におけるタイヌビエの感受性に及ぼす温度の影響を調べ、土壌処理型除草剤の効果変動要因の解明に資する。
成果の内容・特徴1.
土壌吸着のない水耕条件(支持体:バーミキュライト)では、タイヌビエに対する水稲用アミド系除草剤プレチラクロール、メフェナセットおよびテニルクロールの生育阻害が最大(“最低値”=草丈約2cm)に達する最低濃度は15~30℃の範囲では温度条件で大きく変化せず、プレチラクロールは10-8M、メフェナセットとテニルクロールは10-7M付近である(図1)。
2.
土耕条件(湛水条件、淡色黒ボク土、全炭素=5%)では、プレチラクロールの上記“最低値”(=草丈約2cm)になる最低濃度は、いずれの温度でも10-7M付近である(図2)。水耕条件との差は薬剤の土壌吸着によるものである。
3.
土耕法で用いた土壌におけるプレチラクロール、メフェナセットおよびテニルクロールの土壌吸着係数(Kd)は、15~30℃の温度範囲で大きな差はない(表1)。
成果の活用面・留意点1.
土壌処理型除草剤の残効性を予測する際のパラメーター推定に利用できる。
2.
水稲用アミド系除草剤に限定された結果であり、畑条件やアミド系以外の除草剤については別途検討する必要がある。
3.
土壌吸着係数(Kd)の値の1オーダー以内の違いは大きなものとは言えない。
具体的データ
図表
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予算区分新雑草防除(2214)
研究期間2000~2002
研究担当者與語靖洋
発表論文1) 與語 (2000) 関東雑草研究会報,11: 25-33
発行年度2002
収録データベース研究成果情報

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