にらの加温1月どり栽培法

にらの加温1月どり栽培法

タイトルにらの加温1月どり栽培法
要約にらの1月上旬出荷のためには、株を十分養成した「たいりょう」あるいは「パワフルグリーンベルト」を12月1日頃から加温をする。温度は、初め15℃としその後下げる。品種により休眠特性が異なり、短日処理で抽台は減少する。
担当機関北海道立道南農業試験場 研究部 園芸科
連絡先0138-77-8116
区分(部会名)北海道農業
区分(部会名)作物
専門栽培
研究対象葉菜類
分類普及
背景・ねらい北海道内では、にらは11月以降、1月末まで端境期にあたり、高価格で取り引きされている。これまで、1月上旬出荷を目指した無加温栽培が試みられているが、満足のいく結果は得られていない。本試験では、休眠特性を利用した加温1月どり栽培法を明らかにするとともに、にらの休眠・抽台の品種間差及び日長制限が抽台に及ぼす影響について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 現地において12月1日前後から加温をした場合、1月10日前に出荷開始となる。また、この場合初期設定温度は、10℃より15℃で初期生育や品質が良好となる(表1)。
  2. にらは、品種によってその休眠特性と抽台特性が異なり、休眠が深く越冬後は抽台が早い品種と休眠が浅く抽台が遅い品種に分けることができる。ただし、「大連」はこれらの中間的な性質を示す(表2)。
  3. 休眠が深い「たいりょう」や「パワフルグリーンベルト」では、温度反応や加温時期に対する生育の反応に大きな差はみられない。そのため、これらの品種はいずれも12月1日頃からの加温で生育が良好となる(表3)。
  4. 花芽分化直前から短日処理をすると、花芽分化はするがその後の抽台は少ない。また、抽台始頃からの短日処理により花茎長は短くなり、枯死する抽台茎が認められ、短日条件で花茎や花器の発達が抑制される(表4)。
成果の活用面・留意点
  1. にらの加温栽培を行う上での資料とする。
  2. 加温栽培の収益性については知内町における成績である。
  3. 休眠特性の試験はプランターで栽培したものを用いている。
[平成10年度北海道農業試験会議成績会議における課題名及び区分]
平成10年度北海道農業試験会議成績会議における課題名及び区分
具体的データ
表1
表2
表3
表4
予算区分道単
研究期間1997~1998
発表論文1.知内町におけるニラの前進出荷栽培,北海道園芸研究談話会報,第29号,32-33,1996
2.ニラの抽だいに対する短日処理の影響,日本農業気象学会・日本生物環境調節学会・農業施設学会合同大会講演要旨,220-221,1998
発行年度1998
収録データベース研究成果情報

研究成果情報アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat