RIPA法による作物ウイルス病の簡易検定技術の実用化

RIPA法による作物ウイルス病の簡易検定技術の実用化

タイトルRIPA法による作物ウイルス病の簡易検定技術の実用化
要約RIPA法(迅速免疫ろ紙検定法)は、ばれいしょのYモザイク病及び野菜類のモザイク病を簡易(約10分、圃場で実施可能)かつ高精度(ELISA法とほぼ同等)に診断できる。
担当機関北海道立中央農業試験場 病虫部 病理科
連絡先01238-9-2001
区分(部会名)北海道農業
専門作物病害
研究対象いも類・果菜類
分類普及
背景・ねらいばれいしょのYモザイク病T系統は、病徴が極めて軽微なため、採種圃場においては、病株の抜き取りに苦慮している。また、多種の野菜類におけるモザイク病は、生理障害や薬害等の症状と類似し判別し難い。そこで、近年開発されたRIPA法(迅速免疫ろ紙検定法)を利用して、圃場で簡易かつ正確に行える作物ウイルス病の検定技術を確立する。
成果の内容・特徴
  1. RIPA法によるばれいしょのYモザイク病(病原:PVY)および野菜類のモザイク病(病原:TMV、CMV)の簡易検定技術を確立した。
  2. ばれいしょからのPVY(ジャガイモYウイルス)の検出
    1. RIPA法はELISA法とほぼ同程度の検出精度である(表1)。
    2. 検定時期は開花~開花3週間までとする(図1)。
    3. 検定部位は中位葉の複葉内の先端の小葉の葉身基部(2ヶ所)とする(図2)。
  3. 野菜類からのTMV(タバコモザイクウイルス)およびCMV(キュウリモザイクウイルス)の検出
    1. RIPA法はELISA法とほぼ同程度の検出精度である(表2)。
    2. 検定時期は定植2ヶ月までとする。
    3. 検定部位は病徴の認められる上~中位葉(2ヶ所)とする。
成果の活用面・留意点
  1. ばれいしょ採種圃場におけるPVY感染株の抜き取り、および野菜類におけるモザイク病(TMV、CMV)の診断に活用できる。
  2. RIPA法は10分程度で検定が完了し、操作も極めて平易である。また、特別な機材の必要もなく、圃場における検定も可能である。1回の検定に供試するサンプル数は10点程度が適当である。
[平成10年度北海道農業試験会議成績会議における課題名及び区分]
課題名:RIPA法(迅速免疫ろ紙検定法)による作物ウイルス病の簡易検定技術(普及奨励)
具体的データ
表1
図1
図2
表2
予算区分道費平成10年度北海道農業試験会議成績会議で普及奨励(課題名RIPA法(迅速免疫ろ紙検定法)による作物ウイルス病の簡易検定技術とされた。
研究期間1998~1998
発行年度1998
収録データベース研究成果情報

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