ジャガイモそうか病(Streptomyces scabies)に対する土壌酸度調整と灌水による発病抑制効果

ジャガイモそうか病(Streptomyces scabies)に対する土壌酸度調整と灌水による発病抑制効果

タイトルジャガイモそうか病(Streptomyces scabies)に対する土壌酸度調整と灌水による発病抑制効果
要約Streptomyces scabiesによるジャガイモそうか病に対する発病抑制効果は、土壌酸度調整と灌水の併用処理および土壌酸度調整のみの処理で認められる。土壌酸度調整と灌水の併用処理は土壌酸度調整のみの処理に比べ発病抑制効果が優る。
担当機関北海道立中央農業試験場 病虫部 土壌微生物科
連絡先01238-9-2001
区分(部会名)北海道農業
専門作物病害
研究対象いも類
分類指導
背景・ねらい土壌酸度調整と灌水は、S.turgidiscabiesが優占する道東地方のジャガイモそうか病に於いて発病抑制効果が確認されている。しかし、道央・道南地方に分布するS.scabiesに対する効果は未確認であるので、本菌によるジャガイモそうか病に対する土壌酸度調整と灌水の発病抑制効果を検討する。
成果の内容・特徴
  1. Streptomyces scabiesによるジャガイモそうか病に対する発病抑制効果は、土壌酸度調整(硫酸第一鉄資材(フェロサンド)の施用)と灌水の併用処理および土壌酸度調整のみの処理で認められる。また、土壌酸度調整と灌水の併用処理は、土壌酸度調整のみの処理に比べ発病抑制効果が優る。なお、灌水のみの処理による発病抑制効果は、本試験では認められていない(表1)。
  2. 収量は、土壌酸度調整のみの処理で無処理と同等だが、土壌酸度調整と灌水の併用処理で無処理よりやや減少する(表1)。
  3. 土壌酸度調整と灌水の併用処理における土壌pHは、土壌酸度調整のみの処理における土壌pHに比較してやや低く推移する(図1)。また、土壌酸度調整と灌水の併用処理における交換酸度y1は、土壌酸度調整のみの処理における交換酸度y1に比較して高まる(図2)。
成果の活用面・留意点Streptomyces scabiesが優占する道央・道南地方のジャガイモそうか病汚染圃場に於いても、「土壌pH調整、土壌水分管理によるジャガイモそうか病の軽減対策」(平成8年度指導参考事項)を準拠することにより、本病の発病を抑制できる。
平成11年度北海道農業試験会議成績会議における課題名及び区分
課題名:ジャガイモそうか病(Streptomyces scabies)に対する土壌酸度調整と灌水による発病抑制効果(指導参考)
具体的データ
表1
図1
図2
予算区分道費
研究期間1999~1999
研究担当者西脇由恵、美濃健一
発表論文Streptomyces scabiesによるジャガイモそうか病に対する灌水と土壌酸度調整資材施用の発生抑制効果日本植物病理学会報、第65巻・第6号・696頁、1999年
発行年度1999
収録データベース研究成果情報

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