泥炭分布地域における大区画水田の適正規模

泥炭分布地域における大区画水田の適正規模

タイトル泥炭分布地域における大区画水田の適正規模
要約北海道の石狩川水系における泥炭分布地域の泥炭層累層区分を行った。また、泥炭層厚分布図・安定地盤深分布図を作成し、大区画水田における地盤条件から見たほ場区画の適正規模を提示する。
担当機関北海道立中央農業試験場 農業環境部 環境基盤科
連絡先01238-9-2001
区分(部会名)北海道農業
専門農地整備
研究対象農業工学
分類指導
背景・ねらい北海道の石狩川水系において泥炭分布地域の大区画水田における地盤条件から見たほ場区画の適正規模を提示する。
成果の内容・特徴
  1. 大区画ほ場の均平精度は、区画面積と長辺長、土壌型が影響している。特に、泥炭土では年々均平精度が低下し、3年程度で均平化対策が必要であることが明らかになった(図1)。また、長辺長が長く区画の面積が大きいほ場では均平精度の低下が顕著で、区画面積が2ha以上になると均平精度の確保が困難である。
  2. 石狩川水系において泥炭分布地域の地盤特性を評価するため、泥炭層の集積状況を表層集積型、中下層集積型、互層型で累層区分するとともに、深層までの泥炭分布を示した泥炭層厚分布図および農業基盤整備で利用される安定地盤深分布図を作成した(図2)。これらに基づいて大区画ほ場の長期的な地盤安定性を考慮したほ場区画の適正規模を表1に提案する。
  3. 表1に示す、ほ場区画の適正規模は北海道特有の植民区画に基づいて、植民区画の均等分割方式により、長辺長を250m、170m、130mの3種類とする。長辺長は泥炭地で実績のある170mを中心に、沈下の恐れがある場合は短くする。また、短辺長は、一般的に行われている人力防除の有効距離である40mを基本とし、80mまでで区画規模を調整する。
  4. ほ場整備実態調査から、最近では大区画ほ場は区画の面積が1~1.25ha、長辺長が170m程度での整備が主流で、2haを超える大区画ほ場の整備は少なくなっている。
成果の活用面・留意点
  1. 今後の大区画ほ場整備や農業基盤整備全般の計画や実施、地域の土地利用計画に活用する。
  2. 本成績では石狩川水系を対象としたが、他の水田地帯においても本成果を活用する。

平成12年度北海道農業試験会議成績会議における課題名及び区分
課題名:泥炭分布地域における大区画水田の適正規模と管理対策(指導参考)
具体的データ
図1
図2
表1
予算区分補助(地域基幹)
研究期間2000~2000
研究担当者北川 巌、竹内晴信
発行年度2000
収録データベース研究成果情報

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