野菜に発生するウイルスの遺伝子解析と診断技術

野菜に発生するウイルスの遺伝子解析と診断技術

タイトル野菜に発生するウイルスの遺伝子解析と診断技術
要約わけぎ、にんにくのウイルスをポティウイルス科特異的プライマーを用いて増幅し、遺伝子配列の相同性で種を特定する。明らかとなった3種ウイルスの特異的フライマー用いて、RT-PCR法で検出できる。
キーワードわけぎ、にんにく、ウイルス、遺伝子診断
担当機関北海道立中央農業試験場 基盤研究部 遺伝子工学科
連絡先0123-89-2584 / seika@agri.pref.hokkaido.jp / seika@agri.pref.hokkaido.jp
区分(部会名)北海道農業
分類研究、参考
背景・ねらい原ウイルスが十分特定されていない野菜のウイルス病について、旧来の手法ではウイルスの検出が困難なため、現地から診断やウイルスフリー化への要望があってもそれらに取り組むことは不可能であった。野菜の病原ウイルスについて、ポティウイルス科の特異的配列を用いて増幅した遺伝子の配列を解析し、遺伝子診断技術の開発を行う。
成果の内容・特徴
  1. ウイルス症状のわけぎ、にんにくからポティウイルス科特異的プライマーを用いてRT-PCRを行うと約1600~2000bpの増幅産物が得られる(図1参照)。
  2. この遺伝子配列を解析すると、わけぎの増幅産物はネギ萎縮ウイルス(SYSV)、にんにくの2つの増幅産物はリーキイエローストライプウイルス(LYSV)とタマネギ萎縮ウイルス(OYDV)の既知の外被蛋白質遺伝子と、アミノ酸配列相同性が99~100%と高い。
  3. 以上の方法で、わけぎからはSYSV、にんにくからはLYSVとOYDVが検出できる。
  4. 解析した遺伝子配列を基にSYSV、LYSV、OYDVそれぞれの特異的プライマーを設計し、RT-PCR法によるウイルス検出を試みると、250~350bpのそれぞれ一本の明瞭な増幅断片が得られ、各ウイルスを特異的に検出できる(図2、図3)。
成果の活用面・留意点
  1. ポティウイルス科病原ウイルスの検出方法はわけぎ・にんにく以外の他の野菜でのポティウイルス科検出にも広く応用が可能である。
  2. ウイルスを同定するためには、接種による病徴の再現性とウイルスの再分離、ウイルスの諸性質等の検討が必要である。
具体的データ
図1
図2
図3
予算区分道単
研究期間2004~2006
研究担当者佐々木純、竹内 徹
発行年度2006
収録データベース研究成果情報

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