本田期葉いもち防除回数軽減のためのカルプロパミド4%粒剤20g/箱覆土混和処理

本田期葉いもち防除回数軽減のためのカルプロパミド4%粒剤20g/箱覆土混和処理

タイトル本田期葉いもち防除回数軽減のためのカルプロパミド4%粒剤20g/箱覆土混和処理
要約カルプロパミド4%粒剤の箱あたり20g覆土混和は,葉いもち全般発生開始期を遅らせ,本田期の葉いもち1回防除に相当する発病抑制効果を示す。その結果,少発生地では葉いもち防除が省略され,多発生地でも慣行で2回の葉いもち防除が1回に軽減される。
担当機関新潟県農業総合研究所 作物研究センター 栽培科
連絡先0258-35-0047
区分(部会名)北陸農業
専門作物病害
研究対象稲類
分類研究
背景・ねらい近年のいもち病の発生は早期化・多発化の傾向にあり,発生経過に対応した適期防除の重要性が高まっている。しかし防除労力の不足などにより、適期防除の実施は一層困難な状況で,本田期防除回数が増加する原因となっている。
 そこで,本田への主要な伝染経路とされる感染発病苗の本田持ち込みを遮断すると共に、本田期防除回数を軽減できる育苗期薬剤処理技術を開発する。
成果の内容・特徴
  1. カルプロパミド4%粒剤を箱あたり20g覆土混和することにより,葉いもち全般発生開始期が遅れ,7月第2~3半旬の急増期の発病程度が著しく抑制される(表1、表2)。その抑制効果は,ほぼ葉いもち適期防除1回に相当する(表1)。
  2. 平坦少発生地では,本覆土混和処理と慣行2回の穂いもち防除との組み合わせにより,安定した葉いもち・穂いもちの発病抑制効果が得られ,葉いもち防除が省略できる(表3)。
  3. 山間山沿い多発生地では,本覆土混和処理と7月第2半旬の葉いもち防除との組み合せにより、安定した葉いもち抑制効果が得られ,慣行で必要な2回の葉いもち防除が1回に軽減される(表3)。
  4. 本処理法の経費及び防除効果を生産者に提示したところ,山間山沿い多発生地及び平坦少発生地の生産者とも8~9割が導入に前向きである(表4)。
成果の活用面・留意点
  1. いもち病育苗箱施用剤の効率的利用技術開発の資料とする。
  2. 現在,カルプロパミド4%粒剤の覆土混和処理は,農薬登録が得られていない。
  3. 本処理による発病抑制期間は6月末頃までと考えられる。多発生地において、葉いもち追加防除が遅れた場合は抑制効果が劣る(表3)。
具体的データ
(表1
表2)
(表3)
(表4)
予算区分地域基幹
研究期間1998~1998
発表論文育苗期の薬剤防除による葉いもち初発生期の発病抑制効果 北陸病虫研報45:91
発行年度1998
収録データベース研究成果情報

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