いちご「越後姫」の促成作型におけるロックウール養液栽培法

いちご「越後姫」の促成作型におけるロックウール養液栽培法

タイトルいちご「越後姫」の促成作型におけるロックウール養液栽培法
要約いちご「越後姫」の促成作型における養液栽培はロックウール耕の1段栽培で行い、培養液管理を、頂花房開花期以降EC 0.7~1.0dS/m、3月までは1日1回とする。
担当機関新潟県農業総合研究所 園芸研究センター 栽培
連絡先0254-27-5555
区分(部会名)北陸農業
専門栽培
研究対象果菜類
分類普及
背景・ねらい県オリジナル品種「越後姫」は市場評価が高く、省力的な大果品種であることから従来の品種からの変更が進んでいる。しかし、いちご栽培はかがみ作業など不良な作業姿勢が多いことから、一戸当たりの経営面積は小規模で、栽培面積は伸び悩みの状況にある。
 そこで、養液栽培による高設栽培により、作業の軽労化、管理のマニュアル化を進め、いちごの栽培面積の拡大を図る。
成果の内容・特徴
  1.  栽培装置
    (1)栽培方式はロックウール耕(図1)がNFT耕よりも収量・品質に優れ(図2)、土耕栽培と同等の収量・品質が得られる(図2)。
    (2)2段栽培は段位による果実糖度(Brix)の差(図3)がみられるため、1段栽培が適する。また、株間25cmの2条植え(慣行土耕栽培)とした場合、ベッド間隔が0.9mまでは果実糖度を低下させずに、単位面積当たり収量を向上させることが可能である(図4)。
  2. 養液管理法
    (1)頂花房開花期以降の培養液濃度はEC0.7~1.0dS/mとすることにより、塩類集積による培地内ECの上昇が回避でき(データ省略)、収量が高い(図5)。また、高濃度管理による果実糖度の向上は期待できない(図6)。
    (2)株当たりの給液量を1回当たり150~200mlとした場合、3月までは1回/日の給液回数により、収穫前期の果実糖度の向上が可能である(図6)。
成果の活用面・留意点
  1. 培養液は大塚化学A処方を用いた。
  2. 定植後はやや多めの給液とし、活着を促す。
  3. 装置内へ病原菌を持ち込まないような育苗体系、圃場衛生に留意する。
  4. その他の栽培管理は新潟県慣行土耕促成栽培(7月下旬採苗、9月下旬定植)と同様に行う。
具体的データ
(図1)
(図2)
(図3)
(図4)
(図5)
(図6)
予算区分県単特別、県単特別(プロジェクト)
研究期間1997~1999
発表論文なし
発行年度1999
収録データベース研究成果情報

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