PCR法を用いたイネ白葉枯病菌の検出による白葉枯病発生の予測

PCR法を用いたイネ白葉枯病菌の検出による白葉枯病発生の予測

タイトルPCR法を用いたイネ白葉枯病菌の検出による白葉枯病発生の予測
要約無病徴のイネ葉身に感染しているイネ白葉枯病菌をPCR法により検出することで、白葉枯病発生の予測に利用できる。
担当機関石川県農業総合研究センター 生産環境部 病理昆虫科
連絡先076-257-6978
区分(部会名)北陸農業
専門作物病害
研究対象稲類
分類研究
背景・ねらいイネ白葉枯病の発生予察は、常発地、台風の通過、浸冠水といったあいまいな基準で行われているのが現状である。また近年では、稲体の物理的損傷や浸冠水が、必ずしも発病の十分条件足り得ていない傾向が見られる。そこで、PCR法による白葉枯病菌の検出時期と頻度、溶菌斑計数法によるバクテリオファージの定量および本病の発生状況を比較し、PCR法による白葉枯病発生予察の可能性を検討する。
成果の内容・特徴
  1. 無病徴のイネ葉身を図1のようにサンプリングし、イネ白葉枯病菌検出のためのPCRを行う。
  2. 最終的な被害程度が少~多発生の圃場では、初発確認の12~14日前よりイネ白葉枯病菌が検出される(表1-1)。一方、無または極少発生の圃場では本菌が検出されない場合が多い(表1-2,2)。
  3. 田面水、用水中のファージ数は栽培後期から刈り取り直後にピークを迎え、初発生時期や被害の進展とは必ずしも一致しない(表3)。
  4. PCR法による検出は本田内の水の有無に関わらず可能であり、中干し期においても調査できる。
  5. 以上のように、病徴を呈していないイネ葉における病原細菌の感染をPCR法で把握することは、イネ白葉枯病発生の予測に利用できる。
成果の活用面・留意点
  1. 植物体内に病原菌が感染していても発病しない場合がある(表2)。
  2. 本法による白葉枯病発生の推測は調査圃場のみに適用される。
  3. イネの品種による誤差は不明である。
具体的データ
図1
(表1-1)
2)
(表3)
予算区分国補(植物防疫)
研究期間2000~2002
発表論文なし
発行年度2000
収録データベース研究成果情報

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