砂丘地におけるサツマイモの食味関連成分とそれを高める定植期および施肥法

砂丘地におけるサツマイモの食味関連成分とそれを高める定植期および施肥法

タイトル砂丘地におけるサツマイモの食味関連成分とそれを高める定植期および施肥法
要約サツマイモのデンプン含量、β-アミラーゼ活性は蒸し芋の食味判定の指標として利用できる。それら食味関連成分は早植えするほど、同一施肥量でも追肥で分施した方が高まり、食味評価が向上する。
担当機関石川県農業総合研究センター 砂丘地農試 砂丘野菜科,生産環境部
連絡先076-283-0073
区分(部会名)北陸農業
専門栽培
研究対象いも類
分類指導
背景・ねらいサツマイモに対する消費者指向は、皮色や形状といった外観品質のみならず食味についても強い関心が持たれており、県内産地においても、これら形質発現の安定性、均一性が求められる。しかし、サツマイモの食味は、土性、栽培方法や気象条件による変動が大きく、食味に関与する内容成分も明らかではない。
 そこで、サツマイモの食味に関与する内容成分を明らかにするとともに、定植期および施肥法がそれらに与える影響を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. サツマイモの食味は、デンプン含量とβ-アミラーゼ活性が高いほど食味官能試験の評価が高くなり、食味判定に利用できる(表1)。
  2. 定植期は、5月中旬が6月中旬定植よりもデンプン含量、β-アミラーゼ活性が高く、食味は優れる(図1、2、表2)。
  3. 施肥法については、施肥量が多いほどデンプン含量とβ-アミラーゼ活性が高くなる。施肥量が同じ場合には、追肥で分施した方がデンプン含量とβ-アミラーゼ活性は高まる(図1、2)。
  4. イモの収量は、施肥量が同じ場合、追肥で分施するとイモが太く、大きくなり、増収する。また、イモの変形や凹凸などの外観品質は、イモ重が大きくなる5月定植でやや劣るが、施肥法による差は見られない(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. デンプン含量、β-アミラーゼ活性は貯蔵中に変化するので収穫後直ちに測定する。
  2. 食味が良好となるデンプン含量、β-アミラーゼ活性の適正範囲は未解明である。
  3. 高系14号のウィルスフリー株での結果であり他の品種での検討はおこなっていない。
  4. 適正な追肥時期、追肥量については未検討である。
具体的データ
(表1)
図1
表2)
予算区分県単
研究期間1999~2001
発表論文なし
発行年度2000
収録データベース研究成果情報

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