泌乳牛に対するTDN及びCP充足率を指標とする無脂固形分生産向上技術

泌乳牛に対するTDN及びCP充足率を指標とする無脂固形分生産向上技術

タイトル泌乳牛に対するTDN及びCP充足率を指標とする無脂固形分生産向上技術
要約TDN及びCPが充足していない場合には、無脂固形分率が低下する傾向があるので、不足しないようにすることが必要である。
担当機関栃木県酪農試験場 飼養技術部
連絡先0287-36-0768
区分(部会名)関東東海農業
専門飼育管理
研究対象乳用牛
分類指導
背景・ねらい最近では、牛乳成分において、無脂固形分への関心が高まり、その変動を強く支配する乳蛋白質の向上が求められている。乳蛋白質率の向上には、TDN及び CP充足率等が関与しているとされおり、また、TDN及びCP充足率の違いが 牛体生理に影響を及ぼすことも考えられる。そこで、TDN及びCP充足率が乳 生産、乳成分(特に無脂固形分)及び牛体生理に及ぼす影響を検討した。
成果の内容・特徴
  1. TDNとCPの充足率をそれぞれ100%、100%(A区)、100%、80%(B区)、80%、100%(C区)とする3種類の混合飼料を用いて、泌乳中期のホルスタイン種による泌乳試験を3×3のラテン方格法(予備期1週間、本試験期間1週間)で実施した。
    乳生産性では、乳量がA区で他の2区に比べ高い傾向を示し、乳脂率は、3区とも3.5%を上回り、無脂固形分率は、A,B,C区の順に高い傾向を示した。また、乳蛋白質率及びカゼイン率は、A区が他の2区に比べ高くなった。(表2)
  2. B区では、澱粉含量が高かったにもかかわらず、プロピオン酸モル比率が低かった。(表3)これは、B区の供試飼料の混合割合でコーン圧ペンが多く、そのため、濃厚飼料の残食が多くなり、乳量、無脂固形分率、乳蛋白質率の向上には結びつかなかったと考えられた。
  3. 血液性状では、遊離脂肪酸がC区で他の2区に比べ高い傾向を示した。体重は、C区が他の2区に比べ低い傾向を示した。(表3)
  4. 尿pHでは、B区が他の2区に比べ低く、アシドーシス等の代謝障害が疑われた。(表3)
成果の活用面・留意点飼料給与診断にあたっては、TDN及びCPを充足させるとともに、飼料摂取状況の把握や牛体のチェックも重要となる。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1995~1996
発行年度1995
収録データベース研究成果情報

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