夏どり用ニラ新品種「きぬみどり」

夏どり用ニラ新品種「きぬみどり」

タイトル夏どり用ニラ新品種「きぬみどり」
要約抽だいの少ない夏どり用新品種「きぬみどり」を育成した。この品種は、グリーンベルトに比べて抽だい花茎数が半分以下と極めて少ないのが特徴である。また、高温期においても葉色が濃く、葉幅が広く、収量も優れ、夏どり栽培に適する。
担当機関栃木県農業試験場 野菜部
連絡先028-665-7142
区分(部会名)関東東海農業
専門栽培
研究対象葉菜類
分類普及
背景・ねらいニラは秋冬どりから夏どりに至るまで周年的に生産されているが、特に夏どりにおいては、葉色がうすいことや抽だいによる収量、品質の低下が問題となっている。そこで、夏どりに適応性の高い葉色が濃く、抽だいの少ない品種の育成を行った。
成果の内容・特徴夏どり栽培に適する品種の育成を目的に、昭和61年に葉幅の広い「たいりょう」を母親、葉色の濃い「蒙古」を父親として交配し、62年にこの中から優良系統を選抜した。平成元年から選抜系統の特性検定を行った結果、有望と認められたので平成4年12月に「きぬみどり」の名称で品種登録出願を行い、平成7年3月15日に品種登録になった(写真1)。
  • 特性
    形態的特性:草姿はやや開性で葉が大きく、葉肉も厚い。葉色は生育期間を通してグリーンベルトよりも濃緑色である。葉長が長く葉幅も広い(表2)。葉しょうはグリーンベルトより太く、たいりょう程度である。
    生態的特性:休眠はグリーンベルトより深く、10月下旬に休眠に入り、1月中旬にあける。抽だいはやや早いが、抽だい花茎数はグリーンベルトの半分以下と少ない(表1)。分けつ数はたいりょうより多く、グリーンベルトより少ない。
    収量性:収量は、夏どりではグリーンベルトより15~20%多収で、冬春どりでも1月下旬以降の保温開始ではグリーンベルトより多収である(表1、表2)。
  • 成果の活用面・留意点適応作型は夏どり栽培が最も適する。分けつがやや少ないので、茎数を確保するために定植時期は6月下旬までに行い、定植本数は8本程度とやや多くする。
    具体的データ
    図表
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    予算区分県単
    研究期間1993~1993
    発行年度1995
    収録データベース研究成果情報

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