ボウベリア菌製剤を用いた傷害桑株誘引法によるキボシカミキリ防除

ボウベリア菌製剤を用いた傷害桑株誘引法によるキボシカミキリ防除

タイトルボウベリア菌製剤を用いた傷害桑株誘引法によるキボシカミキリ防除
要約10a当たり10株の割合で、摘葉と部分的剥皮を行ったキボシカミキリの誘引株としての人為的な傷害株を作る。その誘引株にボウベリア菌製剤1枚分を3~4等分して設置し、誘引されたキボシカミキリを防除する。
担当機関群馬県蚕業試験場 蚕種飼料部 飼料環境課
連絡先0272-51-5145
区分(部会名)関東東海農業
専門作物虫害
研究対象工芸作物研究
背景・ねらい桑園害虫のキボシカミキリには天敵糸状菌として、Beauveria brongniartii菌が存在する。最近、キボシカミキリの防除を目的としたシート状菌製剤(日東電工、バイオリサ・カミキリ)が登録されたが、全ての桑株にこの防除剤を設置することは経費がかかり経済的でない。そこで人為的に傷害株を作り、キボシカミキリを誘引することによって、B.brongniatii菌を効率的に感染させる防除法を提示する。
成果の内容・特徴
  1. 10a当たり10株の人為的傷害株を設定し、キボシカミキリを誘引する。2.人為的傷害株は枝条の基部から約90cmの長さで切断し、摘葉と部分的剥皮を行う。
  2. 1株の人為的傷害株当たり1シート剤を3~4等分し、枝条基部から30cmの位置に細い針金を用いて設置する。
  3. シート剤設置時期はその地区における成虫発生がもっとも多い時期に行う。
  4. 50%以上のキボシカミキリを感染致死させることができる。
  5. 設置圃場での有効期間は約1カ月である。
成果の活用面・留意点
  1. シート剤には直射日光があまりあたらないようにする。
  2. 人為的傷害株には多数の産卵が行われるので、目的が達成したら、枝条基部から伐採し、焼却処分をする。
  3. 目的桑園の周辺で桑が伐採収穫が行われた場合には、1カ月間位は、この方法は有効ではない。
具体的データ
図表
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予算区分県単試験
研究期間1995~1997
発行年度1995
収録データベース研究成果情報

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