混合弱毒ウイルスを用いたユウガオモザイク病の防除

混合弱毒ウイルスを用いたユウガオモザイク病の防除

タイトル混合弱毒ウイルスを用いたユウガオモザイク病の防除
要約ユウガオモザイク病の主要な病原であるキュウリ緑斑モザイクウイルス(CGMMV)及びカボチャモザイクウイルス(WMV-2)の弱毒株をユウガオ苗に混合接種することにより、本病を防除することが可能である。
キーワードユウガオモザイク病、キュウリ緑斑モザイクウイルス、CGMMV、カボチャモザイクウイルス、WMV-2、弱毒株
担当機関栃木県農業試験場 病理昆虫部
連絡先028-665-7149
区分(部会名)関東東海農業
専門作物病害
研究対象他の工芸作物
分類普及
背景・ねらいユウガオのモザイク症状株からはCGMMV、WMV-2、CMV及びZYMVが分離され、中でもCGMMV及びWMV-2が主要な病原ウイルスである。また、この2種のウイルスの混合感染は単独感染よりも症状が激しく、減収をまねく。そこで、CGMMV及びWMV-2の弱毒株をユウガオ苗に混合接種することで本病の防除を可能にする。
成果の内容・特徴
  1. CGMMV弱毒株(GA30-31N)は強毒株に突然変異を誘発させて作出した。WMV-2弱毒株(WI-9)は農業研究センターから分譲を受けた。
  2. ユウガオ苗の第一本葉が展開した時期に、カーボランダムを用いた汁液接種法で、第一本葉に弱毒ウイルスを接種することによって、効率的にユウガオ苗に感染させることができる(表1)。
  3. 鉢試験において、混合弱毒株を接種したユウガオは病徴が軽微で、生育抑制の程度も軽く、後から混合強毒株を二次接種しても病徴が激しくならない。
  4. 混合弱毒株を接種したユウガオ苗を圃場に定植するとモザイク病の発生を抑制し、収量が上がる(図1、2)。
  5. 本混合弱毒株は他のウリ科作物に対して病原性が低い(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. モザイク病多発連作圃場において本混合弱毒株接種は、高い効果がある。
  2. 本混合弱毒株はCMV及びZYMVによるモザイク病防除には効果が無い。
  3. 本混合弱毒株を接種すると、初期生育が若干遅れる。
  4. 種子消毒済の種子を用いる。
具体的データ
表1
図1
図2
表2
予算区分地域バイテク
研究期間1991~1995
研究担当者大野義文、中山喜一(栃木県庁)、石川成寿、山崎周一郎
発表論文1)CGMMV弱毒株及びWMV-2弱毒株の複合利用によるユウガオモザイク病防除、関東病害虫研報、40集、1993.
2)CGMMV弱毒株及びWMV-2弱毒株の複合利用によるユウガオモザイク病の圃場における防除効果、関東病害虫研報、41集、1994.
発行年度1995
収録データベース研究成果情報

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