天敵・耕種的防除等を組み合わせた茶病害虫総合制御体系

天敵・耕種的防除等を組み合わせた茶病害虫総合制御体系

タイトル天敵・耕種的防除等を組み合わせた茶病害虫総合制御体系
要約顆粒病ウイルス(天敵微生物)及び防虫テープ(耕種的防除)等を組み合わせて化学農薬を削減した総合制御体系により、病害虫の発生を有効に抑制できる。延べ散布化学農薬数は61~80%削減でき、全体の散布回数は18~36%削減できる。
担当機関埼玉県茶業試験場 栽培部
連絡先0429-36-1351
区分(部会名)関東東海農業
専門作物虫害
研究対象工芸作物
分類指導
背景・ねらい茶では、現在は化学農薬のスケジュール防除が中心であるために、化学農薬の使用数や散布回数が多くなりがちである。一方、コストの低減、農業者の健康面、生産物の安全性、環境保全の面から化学農薬の使用量を削減することが求められている。
そこで、天敵・耕種的防除等を組み合わせた病害虫総合制御体系を確立し、現行と比較し化学農薬使用量は50%以下とする。
成果の内容・特徴
  1. 顆粒病ウイルスの各世代への散布によりチャハマキを有効に防除できる(図1)。
  2. カンザワハダニは一番茶萌芽期の寄生葉率調査により成葉の寄生葉率が20%以下の時は薬剤散布を省略しても、収量に影響はない。
  3. チャノキイロアザミウマ、チャノミドリヒメヨコバイは防虫テープを用いることによって慣行防除と同程度に発生を抑制できる(図2)。
  4. 顆粒病ウイルスや防虫テープ等を使用することにより、化学合成農薬の延べ散布数は61~80%削減でき、全体の散布回数も18~36%削減できる(表1)。
  5. 天敵・耕種的防除等を利用し、害虫の発生状況に応じて化学農薬による防除を行うことで効率的に害虫の発生を抑制できる(表1)。
成果の活用面・留意点カンザワハダニの防除要否判定により、要防除水準に達したときは天敵に影響の少ない薬剤を選択して使用する。
防虫テープを使用してもチャノキイロアザミウマ、チャノミドリヒメヨコバイが多発したときは化学農薬を併用する。
具体的データ
図表
図表
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予算区分地域重要
研究期間1996~1996
発行年度1996
収録データベース研究成果情報

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