黄体ホルモン製剤(CIDR)を併用した牛の計画的な連続2回過剰排卵処理

黄体ホルモン製剤(CIDR)を併用した牛の計画的な連続2回過剰排卵処理

タイトル黄体ホルモン製剤(CIDR)を併用した牛の計画的な連続2回過剰排卵処理
要約黄体ホルモン製剤(CIDR)を併用して過剰排卵処理を施す方法は、供卵牛の発情周期に関係なく処理を開始でき、計画的に連続2回の処理が可能であった。採卵成績は通常のCIDR無併用処理と差は認められなかったことから有効な過剰排卵処理法であると考えられる。
担当機関神奈川県畜産研究所 畜産工学部
連絡先0462-38-4056
区分(部会名)関東東海農業
専門繁殖
研究対象肉用牛
分類指導
背景・ねらい牛受精卵移植の基盤となる受精卵採取のための過剰排卵処理法は、供卵牛の発情周期の黄体期から処理を開始する必要があるため、計画的かつ確実に実施するのに困難を生じることがある。そこで、発情周期の同調剤である黄体ホルモン製剤(CIDR)を併用し計画的な連続過剰排卵処理法について検討した。
成果の内容・特徴
  1. 黒毛和種経産牛に対し、膣内にCIDR挿入後10日目から過剰排卵処理を開始し、12日目のPG投与時にCIDRを除去することにより、供卵牛の発情周期に関係無く処理を開始できた。採卵終了後14日目に再度CIDRを挿入し、同様の処理を施すことで、1クール35日間隔で連続2回の処理が可能であった(表1)。
  2. CIDRを併用した連続過剰排卵処理の平均正常卵数は1回目7.2個、2回目5.1個であり、CIDRを併用しない従来の過剰排卵処理(平均正常卵数6.2個)と差は認められなかった(表2)。
  3. CIDRを併用した連続2回の過剰排卵処理は1クール目の採卵終了後42日目から、再び同じ2クール目の処理が可能であり、156日間に4回の採卵を計画的に実施することができた。従来の過剰排卵処理法では同じ期間内に2~3回の採卵が限度であることから、CIDRを併用した連続過剰排卵処理により計画的に効率良く受精卵の生産が可能である。
成果の活用面・留意点CIDRを併用した過剰排卵処理を長期に渡り施した場合の影響について検討する必要がある。
具体的データ
図表
図表
予算区分国補
研究期間1995~1995
発行年度1996
収録データベース研究成果情報

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