5齢用湯練り飼料の湿体調製と機械給餌技術

5齢用湯練り飼料の湿体調製と機械給餌技術

タイトル5齢用湯練り飼料の湿体調製と機械給餌技術
要約壮蚕期の人工飼料育において、湯練り飼料「かんたん5」は、養魚用練り機を使い、5齢1箱当たり300kgの湿体飼料を1.9時間で調製出来る。この湿体飼料については、モーラスフィーダーを活用して機械給餌が出来る。
担当機関千葉県農業試験場蚕業研究室
連絡先0475-52-4315
区分(部会名)関東東海農業
専門作業
研究対象機械作業
分類普及
背景・ねらい全齢人工飼料育技術の導入により、繭生産を施設利用型農業と位置づけ周年化し、繭生産規模を飛躍的に拡大する研究が進められている。このため、5齢期に大量に使用する湿体飼料について、調製と給餌の機械化作業技術を組み立てる。
成果の内容・特徴
  1. 5齢用人工飼料の「かんたん5」は、練合用の撹拌羽根を改良した養魚用練り機(NKSSS-20型:大塚鉄工所㈱)を使用し、粉体20kgに対し約80℃の湯40lで湿体調製すると、2人組作業時間が1バッチ当たり22.5分である(表1)。
  2. モーラスフィーダー(株式会社片倉中央蚕研)による給餌は、粉体重量と湯量の比が1:1.8または1:2.0で可能であり(表2)、1:2.2では人工飼料が柔らかいため切削片が正常に落下しない。
  3. モーラスフィーダーによる切削片の形状は、平均で長辺13.8cm、短辺0.9cm、厚さ0.7cmで、1切削片の重量は10gである(表3)。
  4. 飼育装置は、多段循環型自動飼育装置(ST-110型:信光技研㈱)の蚕箔移動速度を4.8m/分(目盛り設定5)とし、モーラスフィーダーの切削速度を目盛り8で運転して給餌作業を行うと、21分で蚕箔101枚の給餌が出来る(表4)。このときの給餌飼料による蚕座占有率は30%、1蚕箔当たり給餌量は2868gである。
成果の活用面・留意点
  1. 飼育作業における飼料の分割とモーラスフィーダーへの飼料充填・補給は,同時進行として2人の組作業となる。
  2. 今回使用した飼育装置は稚蚕用のため、強度等の面で壮蚕用に改良する必要がある。
  3. 5齢期の給餌回数は、総給餌量や日別食下量、給餌飼料の蚕座占有率などを勘案して設定する必要がある。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1996~1997
発行年度1996
収録データベース研究成果情報

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