イネ紋枯病に対するフルトラニル投げ込み剤の施用適期

イネ紋枯病に対するフルトラニル投げ込み剤の施用適期

タイトルイネ紋枯病に対するフルトラニル投げ込み剤の施用適期
要約フルトラニルの投げ込み剤は、粒剤より少ない施用量でイネ紋枯病に対して高い防除効果を示し、薬剤施用時間も短いので、本剤により省力防除が可能である。施用時期は、本病の初発時期である出穂約30日前が最適である。
担当機関愛知県農業総合試験場 作物研究所 環境研究室
連絡先0561-62-0085
区分(部会名)関東東海農業
専門作物病害
研究対象稲類
分類普及
背景・ねらい水稲栽培では、消費者の安全性志向によって、農薬使用回数の削減が求められる一方、米の輸入自由化や産地間競争の激化に伴って、低コスト化、高付加価値化を図ることが課題となっている。これらを背景として、長期間効果の持続する育苗箱施用殺虫剤等が開発され、本田防除回数の削減が進められているが、早期、早植え栽培で問題となるイネ紋枯病には、有効な育苗箱施用剤がないため、省力化、防除回数削減の障害となっている。
そこで、開発が進められている投げ込み剤等の新剤型を用いたイネ紋枯病の省力防除法を開発する。
成果の内容・特徴
  1. フルトラニル投げ込み剤の10a当たり1kg(有効成分量 210g)施用は、同粒剤の10a当たり4kg(有効成分量 280g)施用より高い防除効果を示し、施用量及び有効成分量の削減が可能である(表1)。
  2. フルトラニル投げ込み剤は、施用に防除器具がいらず、畦畔から投げ込むだけでよく、ほ場周囲を歩きながら施用できる。施用時間は粒剤施用の約4分の1で、労働時間・負荷が削減できる。
  3. フルトラニル投げ込み剤の施用時期は、紋枯病の初発時期に当たる出穂約30日前施用で防除効果が最も高い(図1)。
  4. フルトラニル投げ込み剤の施用は、病斑が上位葉鞘に進展してからでは防除効果が劣る(図2)。
成果の活用面・留意点
  1. 投げ込み剤は、水深が浅いと拡散むらを生じやすいので、ほ場の均平、水深に留意する。
  2. 藻類やウキクサの多発ほ場では、薬剤の拡散が不均一になりやすいので、事前にこれらを処理しておくことが望ましい。

具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1996~1997
発行年度1996
収録データベース研究成果情報

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