ビール大麦「きぬか二条」の準奨励品種採用(予定)

ビール大麦「きぬか二条」の準奨励品種採用(予定)

タイトルビール大麦「きぬか二条」の準奨励品種採用(予定)
要約オオムギ縞萎縮病抵抗性を有し、耐倒伏性とうどんこ病に強く、高品質で栽培性かつ醸造適性に優れたビール大麦「きぬか二条」を準奨励品種に採用し、普及を図る。
担当機関埼玉県農業試験場 育種部
連絡先0485-21-5041
区分(部会名)関東東海農業
専門育種
研究対象麦類
分類普及
背景・ねらい近年、本県においてはビール大麦に縞萎縮病が多発し(表4)、収量、品質の低下が目立っている。このため、緊急的にオオムギ縞萎縮病抵抗性品種「きぬゆたか」を導入し、生産安定を図ってきた。
しかし、「きぬゆたか」は外観品質、醸造適性にやや問題を残していることから、さらに、高品質でオオムギ縞萎縮病に抵抗性を有し、醸造適性、栽培性に優れた優良系統を奨励品種に採用することにより、本県におけるオオムギ縞萎縮病発生地帯でのビール麦の生産改善を図り、稲-麦、大豆-麦の安定した二毛作体系を推進しようとする。
成果の内容・特徴
  1. 品種特性
    「あまぎ二条」と比較して次の特徴がある(表1、表2)。
    • 出穂期は同程度、成熟期は1日程度早い。
    • 稈長は2~3cm程度短く、穂長もやや短い。穂数はやや少ない。
    • 耐倒伏性に優れる。
    • オオムギ縞萎縮病に強く、うどんこ病にも強い。
    • 収量はやや優る。
    • リットル重、整粒歩合は同程度、千粒重は明らかに大きい。
    • 外観品質は同程度に良好である。
  2. 醸造適性
    小型装置による試験結果から「あまぎ二条」並である(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. キリン社契約のオオムギ縞萎縮病多発地帯で、当面500ha程度見込まれる。
  2. 耐倒伏性が高く、うどんこ病に強いが、極端な多肥や密植栽培では被害が予想されるため、適正タンパク含量を維持する上でも、適正な肥培管理を行う。
  3. 品質維持のため、早刈りや刈遅れを避け、適期収穫を行う。
具体的データ
図表
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予算区分国補
研究期間1995~1995
発行年度1996
収録データベース研究成果情報

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