リュウノヒゲのマット状苗生産における育苗条件

リュウノヒゲのマット状苗生産における育苗条件

タイトルリュウノヒゲのマット状苗生産における育苗条件
要約グランドカバープランツであるリュウノヒゲのマット状苗生産では、トレイに断根シートを敷設し、pH5に調整したピートモス・パーライト・山砂の2:1:1配合用土を使用し、施肥N量0.7g/lを元肥施用することで、地下部の生育を促進することができる。
担当機関三重県農業技術センター 花植木センター 栽培担当
連絡先0593-70-4977
区分(部会名)関東東海農業
専門栽培
研究対象緑化植物
分類普及
背景・ねらい代表的なカバープランツであるリュウノヒゲは、現在は主としてポット苗で生産されているが、流通適性、植栽時の利便さ、早期被覆による土壌保持等の向上を図ること、また雑草の発生防止対策を目的として、より大型のマット状苗にすることが利用現場から求められている。このため、マット状苗生産について、地上部の生育のみならず、それ以上に根のマット化促進を図るための最適栽培管理法の確立を図る。
成果の内容・特徴
  1. マット状苗生産における用土は、山砂・腐葉土の等量配合、ピートモス・パーライト・山砂の2:1:1配合、調整ピート単用で地下部の生育がいずれも良好であるが、経済性、利用性(重量)を考慮すれば、ピートモス・パーライト・山砂の2:1:1配合が適当である。(表1)
  2. 用土のpHは、地上部及び地下部の生育が良好となるpH5前後に調整を行う(図1)。
  3. 容器とマット苗の剥離を容易にするため、マット育苗容器へのシート敷設をする。シート資材は支根発生促進効果も認められる断根シートが適当である(表2)。
  4. 施肥量では、施肥N量0.7~1.3g/lで良好な生育を示す。肥料の種類別では、緩効性化成肥料で施肥N量1.3g/l(元肥と生育期の2回施用)が効果的であるが、省力化を考慮すれば被覆複合肥料180日タイプで施用N量0.7g/l(元肥)が適当である。(表3)
成果の活用面・留意点
  1. 地下部の生育を促進する最適な用土、断根シート資材、施肥管理法が判明した結果、生育期間の短縮が可能となり、施設の有効利用、省力化が図られる。
  2. pH6以上で地上部及び地下部の生育が抑制される傾向であるため、留意が必要である。
  3. 施肥管理については、外観の向上を目的とする地上部生育促進とマット状苗化のための地下部生育促進に対する最適施肥N量に差が認められるため、緑化苗として使用場面、目的を考慮した施肥管理を行う必要がある。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1996~1997
発行年度1996
収録データベース研究成果情報

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