茶園に設置した土中埋設受水糟を用いた肥料成分浸透量の推定

茶園に設置した土中埋設受水糟を用いた肥料成分浸透量の推定

タイトル茶園に設置した土中埋設受水糟を用いた肥料成分浸透量の推定
要約茶園のうね間深さ1mに埋設した土中埋設受水糟を用い計測した浸透水量と暗渠排水中の硝酸態窒素濃度およびカリ濃度から推定した年間肥料浸透量は、窒素、カリともに施肥量の約6割であった。
担当機関静岡県茶業試験場 栽培研究室
連絡先0548-27-2311
区分(部会名)関東東海農業
専門環境保全
研究対象
分類研究
背景・ねらい茶園での施肥量は他の作物に比べ多く、溶脱した肥料成分が環境に及ぼす影響が懸念されている。そこで、施肥量削減技術を確立するための基礎資料を得ることを目的に、施肥量の異なる現地茶園において深さ1mの浸透水量と深さ1~2mの暗渠排水中の肥料養分量を1年間調査し、施肥量と深さ1mへの肥料成分浸透量との関係を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 土中埋設受水糟をうね間深さ1mに埋設し(図1)、そこに溜まった水量を浸透水量として1年間(平7年4月~8年3月)調査した。 降水量1645mmに対して浸透水量は869mm、降水量の53%であった(表1)。 降雨が連続してあった時期(平成7年6月、10月、平成8年3月)に、降水量に対する浸透水量の割合が高かったが、降雨のない日が続いた時期(平成7年8月、12月~平成8年2月)には、多少の降雨では深さ1mまで全く浸透しない。
  2. 降雨日毎に現地8ほ場(内1ほ場は牧草地)より採取した暗渠排水中の養分濃度と上記の浸透水量との積の合計値を深さ1mの年間肥料浸透量とした。 窒素(図2)、カリ(図3)の年間浸透量は施用量の約6割であり、施肥量が多いほど増加する傾向である。
成果の活用面・留意点
  1. 暗渠排水中の肥料濃度と浸透水量は降水量により左右される。本試験実施時の年間降水量は平年値より約450mm少なかった。
  2. 土中埋設受水糟の埋設に当たっては、土壌を攪乱しないよう注意する。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1997~1998
発行年度1997
収録データベース研究成果情報

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