性フェロモントラップ利用によるクワノメイガ幼虫の発生予察

性フェロモントラップ利用によるクワノメイガ幼虫の発生予察

タイトル性フェロモントラップ利用によるクワノメイガ幼虫の発生予察
要約性フェロモントラップにおけるクワノメイガ成虫の発蛾最盛日を起点として、次世代中齢幼虫は平均気温10℃以上の有効積算温量が285.54日度に達した日となると推定される。また、総誘殺数と次世代幼虫の発生量の間には相関が認められる。
担当機関埼玉県蚕業試験場 蚕桑防疫部
連絡先0485-21-3701
区分(部会名)関東東海農業
専門作物虫害
研究対象工芸作物
分類指導
背景・ねらい合成性フェロモントラップによるクワノメイガ成虫の発生消長を調べるとともに、幼虫の発生状況との関連性を検討し、防除が必要となる発生量及び効果的な防除時期を予察可能とする。
成果の内容・特徴
  1. 誘蛾灯とフェロモントラップ誘殺数を比較した結果、誘蛾灯では誘殺数が少なく、発生消長が明瞭でないのに対して、フェロモントラップでは明確な発生消長が観察されたことから、フェロモントラップはクワノメイガの発生消長を把握するためには有効である。
  2. 成虫から次世代中齢幼虫(体長4から10mm)までの期間の平均気温10℃以上の有効積算温量(平均値±S.D.)は平成7年では、272.17±11.81日,平成8年では、283.63±10.47日度,平成9年では、298.28±12.70日度となり、3カ年平均では、285.54±6.99日度となる(表1)。
  3. 次世代中齢幼虫の発生量(y)はフェロモントラップの総誘殺数を(x)とすると、3カ年の調査では
    第1世代幼虫: y = 0.0301x +4.9544( r2 = 0.8565)
    第2世代幼虫: y = 0.0389x +8.4485( r2= 0.8941)
    第3世代幼虫: y = 1.5581x - 221.26 ( r2 = 0.9831)
    となる(図1)。
  4. 性フェロモントラップを用いることにより、有効積算温量と総誘殺数から次世代中齢幼虫の発生時期及び発生量を予想することが可能である。
成果の活用面・留意点
  1. 性フェロモンは一年間、交換しないで使用できる。
具体的データ
図表
図表
予算区分県単
研究期間1997~1997
発行年度1997
収録データベース研究成果情報

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