薬剤抵抗性イネドロオイムシに対する各種薬剤の防除効果

薬剤抵抗性イネドロオイムシに対する各種薬剤の防除効果

タイトル薬剤抵抗性イネドロオイムシに対する各種薬剤の防除効果
担当機関千葉県農業試験場 昆虫研究室
連絡先0475-52-4315
区分(部会名)関東東海農業
専門作物虫害
研究対象稲類
分類指導
背景・ねらい近年、千葉県内においてイネドロオイムシが多発し、普及率の高いベンフラカルブ剤について防除効果の低下が指摘されている。そこで、県内各地産のイネドロオイムシ成虫についてベンフラカルブに対する感受性検定を実施するとともに、登録のある数種薬剤の圃場における防除効果を調査し、有効な薬剤を選定する。
成果の内容・特徴
  1. ベンフラカルブに対する感受性の低下した個体群が、県中央部を中心に分布している(表1)。
  2. 長柄町大庭の個体群に対し、苗箱施用剤では、被害最盛期(6月10日)の幼虫数から判断して、フィプロニル、エトフェンプロックス・カルタップ、イミダクロプリド剤の防除効果が高く、ベンフラカルブ、フラチオカルブ剤の防除効果は低い(表2)。
  3. 長柄町大庭の個体群に対し、粉剤では、散布3日後の幼虫数から判断して、エトフェンプロックス、PMP剤の防除効果が高く、PAP、イソキサンチオン、MEP、BPMC・PAP、BPMC、PHC剤の防除効果は低い(表3)。
    以上のことから、イネドロオイムシのベンフラカルブ剤抵抗性の発達が確認された地域においては、カーバメート系薬剤以外のネライストキシン系、クロロニコチニル系、ピレスロイド系、フェニルピラゾール系の薬剤、もしくは有機リン系のPMP剤の使用が有効である。
成果の活用面・留意点
  1. イネドロオイムシのカーバメート系薬剤に対する感受性低下が確認された地域においては、薬剤もしくは防除方法を変更しなければならないが、感受性比は地域によって大きく異なるので、薬剤の選択にあたっては十分に注意する。
  2. 本情報は千葉県内のイネドロオイムシ個体群に関する試験結果によるものであり、他地域においては薬剤の防除効果が異なる可能性がある。
具体的データ
図表
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予算区分国補
研究期間1995~1996
発行年度1997
収録データベース研究成果情報

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