大豆の不耕起播種栽培における夏季のかん水の効果

大豆の不耕起播種栽培における夏季のかん水の効果

タイトル大豆の不耕起播種栽培における夏季のかん水の効果
要約大豆の不耕起播種栽培において、かん水は多収技術として有効である。かん水時期は、開花期以前が収量向上に効果が高い。
担当機関愛知県農業総合試験場 安城農業技術センター 作物研究室
連絡先0566-76-2141
区分(部会名)関東東海農業
専門栽培
研究対象豆類
分類研究
背景・ねらい大豆の高収を目指す方策として、農家が慣行で行っている夏季のかん水があり、乾燥の著しい時に有効に用いられている。しかし、耕起ほ場においては、不耕起ほ場に比べて、水がほ場全体に行きわたるのに時間を要し、落水後も水が残ることによる湿害や、黒根腐病、倒伏が懸念されることから、現在は一部で実施されるにとどまっている。そこでかん水の施しやすい不耕起栽培において、かん水時期が生育、収量に及ぼす影響について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 平成7、8年の細粒黄色土の現地展示ほにおける開花期のかん水を行ったほ場の収量は、不耕起栽培、耕起栽培に関わらず、やや百粒重の低下傾向があるものの、無かん水ほ場の収量よりも高かった(表1,表2)。
  2. かん水は不耕起播種栽培において、小麦栽培跡の明きょ間隔約10m、面積30a~50aのほ場に5~10時間通水後、直ちに落水した。開花期3週間前(7/23),開花期2日前(8/12)のかん水では、開花1週間後(8/12)のかん水よりも分枝数、一株稔実莢数が増加し、収量も高くなった(表2)。また、かん水による倒伏はほとんど認められなかった(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 洪積台地土の大豆不耕起播種栽培に適用する。
  2. かん排水を円滑に行ううえで不耕起栽培の特性を生かすため、かん水は無中耕、無培土条件で行う。
  3. かん水は、水尻を止め、ほ場全体に水が行きわたったのを確認後落水する。
  4. ほ場が湿っている場合は延期する。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1997~1999
発行年度1997
収録データベース研究成果情報

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