日本なし施設栽培における細霧冷房による温度低下効果

日本なし施設栽培における細霧冷房による温度低下効果

タイトル日本なし施設栽培における細霧冷房による温度低下効果
要約日本なし「幸水」の施設栽培における夏季高温時に、細霧冷房によって棚面温度を3~6℃低下させることができる。
担当機関三重県農業技術センター 栽培部 果樹栽培担当
連絡先05984-2-6358
区分(部会名)関東東海農業
区分(部会名)果樹
専門環境制御
研究対象果樹類
分類研究
背景・ねらい日本なし「幸水」の施設栽培では、夏季の施設内温度が高温になり、呼吸の増加によるみかけの光合成能の低下や、ビニール等の被覆による遮光等により、果実品質や樹勢の低下、花芽の減少等が発生して、問題となっている。
そこで、施設内に細霧冷房装置を導入し、施設内棚面温度を低下させることにより、日本なしの生育環境条件を良くするため、下記の条件で検討した。
1.ハウスの構造
デルタ型APハウス、間口:7m、高さ:4.7m、長さ:15m、3連棟、天窓:52cm、換気扇:各棟1基
2.細霧冷房装置
ノズル位置:棚上40cm、ノズル間隔:2m×3.5m、1カ所ノズル数:2個
3.細霧冷房作動時の条件
天窓およびサイドビニール開放、換気扇停止
成果の内容・特徴
  1. 細霧冷房装置を10分間作動すれば、棚面温度が3~6℃低下するとともに、停止後10分間前後は露地栽培の棚面温度とほぼ同じ温度を維持し、7~27分で散布開始前の温度に戻る(図1 表1)。
  2. 降雨時等湿度の高い条件では、細霧冷房による棚面の温度低下は1℃以下で、その効果が十分でない(表2)。
  3. 日本なし施設栽培において、夏季の高温時に細霧冷房を10分間作動後、15分間停止のサイクルを続けることで外気温に近い温度で、ハウス内温度を維持できる。
  4. 細霧冷房装置の噴霧に必要な水量は、10a当たり毎分35リットルである。
成果の活用面・留意点
  1. 日本なし施設栽培の夏季の温度管理技術として応用できる。
  2. 今後、果実品質や樹勢への影響の検討が必要である。
  3. 施設導入に伴う経営収支の検討が必要である。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1997~1998
発行年度1997
収録データベース研究成果情報

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