黒毛和種去勢牛の肥育早期開始体系における6〜13カ月齢の飼料中粗飼料比率

黒毛和種去勢牛の肥育早期開始体系における6〜13カ月齢の飼料中粗飼料比率

タイトル黒毛和種去勢牛の肥育早期開始体系における6〜13カ月齢の飼料中粗飼料比率
要約肥育早期開始による肉用牛生産技術として黒毛和種去勢牛の肥育を6カ月齢から開始する場合、採食性、増体性および枝肉成績の点から6~13カ月齢(肥育前期 )の給与飼料の粗飼料比率は40%がよい。
担当機関岐阜県肉用牛試験場 試験研究部
連絡先0577-68-2226
区分(部会名)関東東海農業
専門飼養管理
研究対象肉用牛
分類指導
背景・ねらい岐阜県の肉用牛の飼養形態は少数飼養から多頭飼養に移行し、またその経営形態は繁殖経営と肥育経営との一貫経営形態が定着しつつある。また、国内の牛肉流通量は輸入牛肉が60%以上を占め、和牛肉には100を越える銘柄があるなかで肉用牛経営を優位に行っていくためには特徴のある地域特産牛の効率的な生産技術が必要である。そこで、繁殖・肥育一貫飼養における和牛の肥育前期の適切な粗飼料比率を検討し、肥育開始月齢の早期化技術を確立する。
成果の内容・特徴6カ月齢の黒毛和種去勢牛12頭を6~13カ月齢の期間の給与飼料中の粗飼料比率で粗多区と粗少区の2区、各区6頭に分け25カ月齢まで肥育した(表1、表2)。
  1. 日増体量は肥育前期は粗少区が多い傾向であったが、全期間では粗多区が多い傾向であった。このため供試牛の終了時体重は粗多区が多い傾向であった(表3)。
  2. 飼料摂取量は全期間では粗多区が多い傾向を示した(表3)。
  3. 枝肉成績については粗多区の枝肉重量は20kg多く、BCS No.は小さく、枝肉単価は高い傾向であった。そして、BMS No.は有意に大きかった(表3)。
  4. 以上の結果から供試牛が6~13カ月齢の期間における給与飼料の粗飼料比率が40%の場合、肥育全期間の採食性、増体性および枝肉成績がすぐれていた(表3)。
  5. 6カ月齢から肥育用飼料を用いて肥育を開始し、発育停滞などのトラブルなく25カ月齢までの肥育を行った。通常、和牛肥育専門経営形態では肥育開始は9カ月齢であるが3カ月早期化することが可能である。
成果の活用面・留意点
  1. 肉用牛の繁殖・肥育一貫経営形態および肥育専門経営形態における肥育開始月齢の早期化の基礎資料となる。
  2. 肥育前期の粗飼料としてはスーダングラスおよびイナワラとヘイキューブ、アルファルファぺレットを用いたため粗飼料中の長もの率は75%である。また市販飼料(表2)にはアルファルファペレットが8%含まれる。
具体的データ
図表
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予算区分地域基幹
研究期間1998~1998
発行年度1998
収録データベース研究成果情報

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