電子レンジとコーヒーミルを用いて調製した粗飼料の硝酸態窒素含量測定法

電子レンジとコーヒーミルを用いて調製した粗飼料の硝酸態窒素含量測定法

タイトル電子レンジとコーヒーミルを用いて調製した粗飼料の硝酸態窒素含量測定法
要約粗飼料の簡易調製法として乾燥に電子レンジと粉砕にコーヒーミルを用いて調製した試料を小型反射式光度計(RQフレックス)で硝酸態窒素含量を測定した。大型乾燥機より時間が短縮でき、現場での応用が可能であった。
担当機関埼玉県畜産センター飼料加工部飼料研究グループ
連絡先0485-36-0311
区分(部会名)関東東海農業
専門栽培
研究対象飼料作物類
分類普及
背景・ねらい自給粗飼料、輸入乾草中の硝酸態窒素含量については、利用農家の関心が高く、庭先で迅速かつ簡易に測定できる一連の試料調製定量法が求められている。そこで、現場への普及を図るため硝酸態窒素の簡易定量法であるRQフレックス法(以下、「RQ法」)を用い、電子レンジとコーヒーミルを使った簡易な乾燥・粉砕の調製法を検討した。
成果の内容・特徴
  1. RQ法の検討を行った結果、測定域の広い5-225mg硝酸イオン測定用紙を用い、50倍希釈以上(検査では100倍)で、10分以上の抽出時間(検査では30分)が適当であった。
  2. RQ検査は大型乾燥機で乾燥し、微粉砕した飼料分析用試料0.2gに蒸留水20mlを加え、抽出中に3回撹拌し、30分静置した。そのろ液を試料として測定した。
  3. サンプル全体のRQ法と液クロ法の相関では、相関係数が0.9704と高い相関を示し、即応性の求められる現場においては使用可能と考えられた。
  4. 電子レンジとコーヒーミルを使った簡易調整法・測定は以下のとおり実施した。(図1参照)
    ①サンプリング:調理用ハサミなどで生の試料を3cm以下に切断する。
    ②電子レンジによる乾燥:試料10~30gを磁器の皿に取り、電子レンジの弱で2分間隔で重量減少が無くなるまで乾燥する。減少重量から水分率を計算する。
    ③コーヒーミル等による粉砕:乾燥試料約5gをコーヒーミルで1~3分間粉砕する。
    ④RQフレックスを用い2の方法で測定する。
    ⑤計算:測定値は硝酸イオン濃度なので硝酸態窒素濃度に補正する。水分率から現物中の濃度を計算する。
  5. 簡易乾燥・粉砕処理したサンプルのRQ法の測定値と液クロ値との相関係数は0.9022と飼料分析用試料よりやや低くなった。これは、飼料のサンプリングが大きく影響したと思われた。
成果の活用面・留意点
  1. 飼料分析用試料を用いたRQ法と公定法である液クロ法の相関は高く、RQ法は簡易定量法として十分活用できる。簡易調製した試料を用いた検査の現場での応用が可能であった。
  2. 簡易調整法は、乾燥時間の短縮が可能でその日のうちに検査ができる。しかし、1試料当たりの処理時間が長く少数の調整に向く。また、サンプリングには十分な注意は必要である。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1998~1998
発行年度1998
収録データベース研究成果情報

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