気温データを利用した実用的な水田地力窒素発現量の予測

気温データを利用した実用的な水田地力窒素発現量の予測

タイトル気温データを利用した実用的な水田地力窒素発現量の予測
要約って推定可能であるが、地温データの代わりに気温データを用いることにより地力窒素発現量予測の実用性が高まる。
担当機関静岡県農業試験場 土壌肥料部
連絡先0538-36-1556
区分(部会名)関東東海農業
専門土壌
研究対象水稲
分類指導
背景・ねらい現在、地力窒素発現量予測には水田地下5cmの地温データを使用している。しかし、現場での地温の測定は必ずしも容易ではなく、アメダス等の気温を利用したいとの要望がある。
そこで、気温と地温の関係を明らかにし、気温データを地温データに読み替えることにより地力窒素発現予測モデルの実用性を高める。
成果の内容・特徴
  1. 平坦地(中粗粒灰色低地土-加茂ほ場、細粒グライ土-掛川ほ場)、高冷地(腐植質多湿黒ボク土-御殿場ほ場)の過去4~5年の平均地温と調査ほ場に近い気象観測地点の平均気温を比べると、生育前半では地温が気温より高くなるが、灌漑水の温度が高い掛川を除けば、7月以降は気温が地温とほぼ同等かやや高くなる(図1,図2)。
  2. 平坦地の生育前半(4月~6月)の地温と気温は、一次回帰(y=1.09x+0.09 x:気温y:地温)で高い相関がある(図3)。高冷地でも生育前半(5月~7月2半旬)の地温と気温は、一次回帰(y=0.73x+6.76 x:気温y:地温)で相関がみられる(図4)。
  3. 推定地温(生育前半は気温データを上記の一次回帰式により地温データに変換し、生育後半は気温データをそのまま用いて推定した地温)を用いた生育時期別窒素発現量は、地温データを用いたそれとほぼ同等になる(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 気温データは、ほ場になるべく近い気象観測地点のものを用い、一次回帰式は平坦地用と高冷地用があるので注意する。
  2. 地力窒素発現予測モデルについては、成果情報「水田土壌から発現する窒素量の簡易予測法」(平成6年度)を参照すること。
具体的データ
図表
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予算区分土壌保全対策費(環境保全型基準設定調査事業)
研究期間1997~1997
発行年度1998
収録データベース研究成果情報

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