和牛の肉質向上に対するビタミンCの給与効果

和牛の肉質向上に対するビタミンCの給与効果

タイトル和牛の肉質向上に対するビタミンCの給与効果
要約黒毛和種去勢牛を用いて第一胃バイパスビタミンCの肉質及び発育に対する効果を検討した。肥育前期の給与は発育を促進した。肥育後期の給与は脂肪交雑、ロース芯面積等肉質を改善した。さらに肥育期におけるビタミンCの給与(50g/頭・日)は蓄積脂肪の不飽和脂肪酸を増加させた。
担当機関愛知県農業総合試験場 畜産研究所 肉牛研究室
連絡先0561-62-0085
区分(部会名)関東東海農業
専門動物栄養
研究対象家畜類
分類研究
背景・ねらい近年、ビタミンCが牛の脂肪前駆細胞の脂肪細胞への分化を促進するということが培養細胞を使用して実証され、ビタミンCを適切に調節することにより、脂肪交雑を含む体脂肪の発達をコントロールできる可能性が示唆された。
そこで、ビタミンCを黒毛和種去勢牛に表1に示した区分のとおり1日・1頭当たり50g給与して、脂肪交雑を中心とした肉質と発育に対する効果を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 脂肪交雑は、有意な差はなかったが対照区に比較してビタミンC給与区の方が高くなった。(表2)
  2. ビタミンC給与区は、蓄積脂肪の脂肪酸組成では、不飽和脂肪酸が有意に増加した。(表3)
  3. ビタミンCを肥育前期に給与した場合、肥育前期における体高の伸びは肥育前期無給与区に比較して有意に大きく、肥育前期の骨格発育促進が認められた。(表4)
  4. 肥育後期にビタミンCを給与した試験区は、対照区に比較してロース芯面積及び歩留基準値が有意に大きかった。(表2)
成果の活用面・留意点ビタミンCは酵素、アルカリ、酸素によって容易に分解されてしまうため、L-Ascorbyl-2-Phosphate Mg・5H2Oのような安定的なビタミンCを利用する必要がある。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1998~1998
発行年度1999
収録データベース研究成果情報

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