日本なし牽の表面色による熟期判定

日本なし牽の表面色による熟期判定

タイトル日本なし牽の表面色による熟期判定
要約本県育成の日本なし「あけみず」は、果肉先熟型で収穫適期判定が難しいため、カラープリンターで作成した試作カラーチャートにより果実表面色と熟度の関係を調査したところ、表面色の経時的な変化は比較的小さいが、ほぼ適正な熟度判定が可能であった。
担当機関神奈川県農業総合研究所 生産技術部
連絡先0463-58-0333
区分(部会名)果樹
区分(部会名)関東東海農業
専門栽培
研究対象果樹類
分類指導
背景・ねらい本県育成の日本なし「あけみず」は、登録以来県内・県外合わせて約2,800本の苗が現場に導入されており、今後結果樹齢を迎えるが、果実は果肉先熟型で熟期を判断しにくい。そこで、高品質安定生産を目指す上で必要な収穫適期判定のために、果実表面色と果実品質の関係を、試作カラーチャートを利用して調査した。
成果の内容・特徴
  1. 「あけみず」果実において、農水省ナシ地色カラーチャートによる区分と品質及び食味の関係を平成8年から10年に調査したところ、ていあ部の地色3程度から食味が向上し、地色5以上では過熟により急速に食味低下する(表1,図1)ことから、地色3~4が適熟である。
  2. 果実表面色の比色には、前年に行った果実表面色測定の結果をもとに、パソコン用カラープリンターに写真品質印刷用光沢紙を用いて試作した、6段階カラーチャート(表2)を使用した。「あけみず」は、ていあ部表面色の変化が少ないため、果実赤道面で比色することとした。(表面色測定及び、試作カラーチャート自体の測定は、日本電色工業(株)SZ-Σ90-0F分光式色差計を用い、Lab表色系で表している。)
  3. 「あけみず」の表面色の変化を、(試作カラーチャートを使用して)6段階に分けた場合の色差ΔE(Lab)は、各段階の間で1~2程度と小さいが(表3)、試作表面色カラーチャートによる区分は可能である。
  4. 試作表面色カラーチャートによる区分と、ていあ部地色区分には、高い正の相関(r=0.9542**)が見られ(図2)、本試作カラーチャートは熟度判定の手段として適切である。
  5. 「あけみず」の(直売を想定した)収穫適期は、本試作カラーチャートによる区分で3程度(ていあ部地色3~4に相当)と定められた。
成果の活用面・留意点一般的なパソコン用カラープリンターで出力する場合、目的の色彩を正確に再現することはできないが、実用上問題がない程度の色再現は可能である。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間2000~2000
発行年度2000
収録データベース研究成果情報

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