キャベツ小胞子培養におけるパーコール密度勾配遠心を利用した小胞子選抜

キャベツ小胞子培養におけるパーコール密度勾配遠心を利用した小胞子選抜

タイトルキャベツ小胞子培養におけるパーコール密度勾配遠心を利用した小胞子選抜
要約キャベツの小胞子培養において、パーコール密度勾配遠心を利用することにより、大型、球形の同調的な小胞子が効率よく選抜され、不定胚形成数が増加する。
担当機関群馬県園芸試験場 育種開発部 生物工学課
連絡先0270-62-1021
区分(部会名)関東東海農業
専門バイテク
研究対象葉茎菜類
分類研究
背景・ねらいアブラナ科作物において葯培養による半数体の作出はこれまでに多数報告されているが、キャベツの小胞子培養の報告は少なく、安定的な技術となっていない。そのため、効率的なキャベツの小胞子培養系を確立する目的で、パーコール密度勾配遠心による小胞子選抜の効果を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. パーコール密度勾配遠心は単離濾過小胞子の約1ml懸濁液を13%ショ糖を含む32%パーコール溶液に重層し、200×g,6分間遠心する。BM培地とパーコール溶液との界面に集まる小胞子を集め、密度調整後13%ショ糖を含むBM培地で培養する。培養条件は、33℃、暗黒、2日間の高温処理の後、25℃、暗黒とする。
  2. 遠心後、BM培地とパーコール溶液との界面に集まる小胞子のほとんどが、大型、球形で同調的なものである。
  3. 培養3~5日後に小胞子の分裂が観察され、3~4週間後には不定胚が形成される。不定胚形成数にみる小胞子選抜効果は、「麗峰1号」、「YCR理念」、「S-2」において顕著であるが、「涼嶺41号」、「R-2」では不定胚が形成されず、品種・系統間差がある(表1)。
  4. 不定胚からの植物体再分化率には、品種・系統間差が認められ、「麗峰1号」と「YCR理念」は植物体再分化率が高い(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. キャベツの育種年限短縮のための半数体倍加系統の作出に利用できる。
具体的データ
図表
図表
予算区分県単
研究期間1999~2000
発行年度2000
収録データベース研究成果情報

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