スモークツリー実生優良個体の茎頂培養による増殖

スモークツリー実生優良個体の茎頂培養による増殖

タイトルスモークツリー実生優良個体の茎頂培養による増殖
要約実生集団から選抜されたスモークツリーを、茎頂培養によって増殖することにより、成苗を短期間で養成することができる。この技術により、従来から行われてきた実生や挿し木と比較して効率的に苗を生産することが可能である。
担当機関埼玉県農林総合研究センター植木支所 植木営農担当
連絡先048-572-1220
区分(部会名)関東東海農業
専門バイテク
研究対象花き類
分類普及
背景・ねらいスモークツリーの実生から優良個体を選抜し、それらを増殖して植木生産地のオリジナルブランドにしようとする動きが近年多く見られる。しかし、スモークツリーは挿し木では発根が不安定なため、増殖法として実用的ではない。また、実生繁殖では同じ形質の個体を大量に生産できない。それらの問題を解決するため、茎頂培養によって優良個体を効率的に増殖できる技術を開発する。
成果の内容・特徴
  1. スモークツリーの優良個体を枝物生産現場等から選抜する(表1)。
  2. 改変MS(硝酸アンモニウム=200mg/?)を基本培地とし、ナフタレン酢酸(NAA)、ベンジルアデニン(BA)を添加した培地に、滅菌したスモークツリーの茎頂(約2cm)を植えつけてシュートを得る(表2)。
  3. 初代培養で得られたシュートを、1/2MS(有機物を除く無機塩類を1/2濃度としたMS)を基本培地とし、インドール酪酸(IBA)を添加した培地に移植して、伸長及び発根させる(表3)。得られたシュートは2cm長に調節して同組成の培地に移植し、2カ月毎に継代増殖する。
  4. 発根した個体は培養器(ネジ式プラボトル)のフタをゆるめて、1か月間25℃で一定となった明るい室内の外気に慣らす。その後、培養個体を培養器から取り出してポリポットに植え付け(用土はバーミキュライト)、開口部を食品用透明フィルムで覆いをしたプランター(浅く水を張る)に並べて同室内で1か月間管理する。その後、屋外の温室等に搬出してフィルムに穴を開け、1週間以上外気に慣らした後に用土(赤土、腐葉土、堆肥の混合用土等)に移植する。
  5. 順化が終わった個体は、通常の稚苗と同様の管理をして成苗化する。
成果の活用面・留意点
  1. スモークツリーは、順化時に急激に湿度を低下させると葉が萎凋しやすいので十分留意する。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1999~1999
発行年度2000
収録データベース研究成果情報

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