早生温州における点滴かん水装置を利用した減肥栽培

早生温州における点滴かん水装置を利用した減肥栽培

タイトル早生温州における点滴かん水装置を利用した減肥栽培
要約点滴かん水装置を利用し早生温州を液肥で栽培すると、年間の窒素量を慣行の70%としても、収量、果実品質は変わらない。
キーワード早生温州、点滴かん水装置、液肥、減肥栽培
担当機関三重科技セ 農業研究部 紀南果樹研究室
連絡先05979-2-0008
区分(部会名)関東東海北陸農業
分類技術、参考
背景・ねらいかんきつ産地では担い手の高齢化が進み、管理作業の省力化及び軽労働化が必要となっている。また、近年環境に対する地域住民の関心が高まり、環境負荷の少ない農業技術の開発が求められている。さらに、現場では高品質果実生産のための透湿性マルチを利用した栽培方法において、水分コントロール用資材として点滴かん水装置の導入が進み、かん水以外の用途への有効利用が求められている。なお、点滴かん水装置は水の浸透力が優れることから、水源が少ない当地域では主要なかん水手法として普及している。
そこで、施肥作業を点滴かん水装置による液肥で行うことで軽労働化が図れることから、液肥施肥の収量、果実品質への影響及び吸収効率の高い施肥による減肥の可能性について検討した。 
成果の内容・特徴
  1. 葉中窒素濃度は液肥栽培(年間窒素量が慣行の70%)で新葉硬化期の6月から成葉化する7月頃に高く推移する(図1)。
  2. 葉色は1年を通して液肥栽培が慣行栽培より高めに推移する(図2)。
  3. 葉中のリン、カリウム濃度には大きな差が見られない(データ省略)。
  4. 1樹当たりの収量及び果実品質には液肥栽培、慣行栽培との間に大きな差が認められない(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 点滴かん水装置を設置した園地では、降雨量が少ない時でも効果的な施肥を行うことができる。
  2. 液肥は慣行の配合肥料より効率的に吸収されていると考えられることから、年間窒素量70%とした減肥栽培が可能である。

具体的データ
図表
図表
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予算区分県単
研究期間1999~2001
研究担当者市ノ木山浩道、須崎徳高、竹内雅己、鈴木 賢
発表論文なし
発行年度2001
収録データベース研究成果情報

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