コンパクトな草姿の鉢物用マーガレット新品種「ホワイトリップル」

コンパクトな草姿の鉢物用マーガレット新品種「ホワイトリップル」

タイトルコンパクトな草姿の鉢物用マーガレット新品種「ホワイトリップル」
要約鉢物用マーガレットの新品種として、開花が早く、コンパクトな草姿の「ホワイトリップル」を育成した。本種は、白花の一重咲きで、慣行の6月定植作型における開花開始期は9月下旬と早いほか、草丈がやや低く、分枝性が良いことから、わい化剤を用いなくても鉢物としての利用が可能である。
キーワード鉢物、マーガレット、新品種、ホワイトリップル
担当機関静岡農試 南伊豆分場
連絡先0558-62-0001
区分(部会名)関東東海北陸農業
分類技術、普及
背景・ねらいマーガレットは、静岡県南伊豆地域の特産花きとして昭和初期から栽培されている。これまでのマーガレットは切花用途が主体であったが、鉢物や花壇材料としての需要も伸びている。このため、県内鉢物生産者からわい化剤を使わなくてもコンパクトに栽培できる品種が望まれていることから、新品種を育成する。
成果の内容・特徴
  1. 育成経過:平成7年度に育成系統「94-1-2」の自然交雑種子を獲得。平成8年度にこれをは種して得た実生個体から「95-2-3」を選抜した。平成9年度に二次選抜と現地適応性調査を実施し、草丈がやや低く、鉢物として利用可能なことから、育成候補系統「伊豆3号」とした。平成10年度に三次選抜と現地適応性を調査した結果、前年度と同様の特性が確認されたため「ホワイトリップル」と命名し、育成を完了した(図1)。
  2. 生育特性:白花の一重咲きで、慣行の6月定植作型における開花期は9月下旬と‘在来白’と同時期かやや早い。年内採花本数、上物本数ともに‘在来白’よりも多く、分枝性が極めて良い。草丈は中~低、葉がやや小さく灰緑である(表1)。観察では、開花時の花数が少なめであるが、分枝性が良いため、連続して開花する特性がある。
  3. 現地適応性:切花での慣行作型(6月定植)における開花開始時期は9月中下旬ときわめて早く、草姿は立ち性である。しかし、草丈が低く、分枝性も良く、増殖が容易であることから切花よりも鉢物としての有望性が生産者に認められた(表2、図1)。
成果の活用面・留意点
  1. 現地適応性試験は、静岡県内での栽培を想定して行った。
  2. 種苗法による品種登録を出願中であり、栽培にあたっては静岡県との許諾契約が必要である。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1995~1998
研究担当者稲葉善太郎
発表論文マーガレット新品種「伊豆3号」の育成.園学雑69(別1).326.2000
発行年度2001
収録データベース研究成果情報

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