巨大胚・糯水稲新品種「めばえもち」
巨大胚・糯水稲新品種「めばえもち」
タイトル | 巨大胚・糯水稲新品種「めばえもち」 | ||
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要約 | 水稲「めばえもち」は寒冷地南部では中生の早に属する糯種で、短稈で、偏穂数型の系統である。玄米の胚芽部分が一般品種の約3倍あり、水に浸漬した胚芽に含まれる機能性成分(ギャバ)量が多いことから発芽玄米餅等への加工利用が期待される。 | ||
キーワード | 水稲、めばえもち、糯、胚芽、機能性成分、ギャバ、発芽玄米 | ||
担当機関 | (独)農業技術研究機構 中央農業総合研究センター 北陸地域基盤研究部 稲育種研究室 | ||
連絡先 | 0255-26-3239 | ||
区分(部会名) | 関東東海北陸農業 | ||
専門 | 北陸 | ||
研究対象 | 水田畑作物 | ||
分類 | 技術、普及 | ||
背景・ねらい | 米の胚芽には機能性成分のギャバ(γ-アミノ酪酸)が多く含まれており、ギャバは血圧降下作用に加えて、不眠・睡眠障害、神経質・イライラ・興奮などの感情障害、めまい・頭痛などの精神神経症状の緩和にも有効である。また、玄米を水に浸漬し、ギャバの蓄積量を高めた「発芽玄米」が商品化され、消費者の機能性食品への関心も高まっている。 そこで、ギャバの蓄積量を多くするため、胚芽の部分が通常品種の2倍以上ある巨大胚の糯品種を育成し、巨大胚入り餅など新たな機能性食品の開発を可能とし、健康増進に寄与する。 | ||
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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具体的データ | |||
表1 | |||
予算区分 | 21世紀プロ | ||
研究期間 | 1988~2001 | ||
研究担当者 | 上原泰樹、小林 陽、古賀義昭、太田久稔、清水博之、三浦清之、福井清美、大槻 寛、小牧有三、笹原英樹、堀内久満、後藤明俊、奧野員敏 | ||
発表論文 | 上原 (2001) 米飯食品ビジネス事典:255-276. | ||
特許出願(公開) | 小林ら(2001)特願2001-165066. | ||
発行年度 | 2001 | ||
収録データベース | 研究成果情報 |