春キャベツ栽培における地床大苗の斉一化と斉一栽培技術

春キャベツ栽培における地床大苗の斉一化と斉一栽培技術

タイトル春キャベツ栽培における地床大苗の斉一化と斉一栽培技術
要約春キャベツの地床大苗は、定植1~2週間前イチゴ根切り機で根切りを行うことにより、草丈が揃い、機械定植適期苗が増加する。また、根切りを実施することにより、収穫時期は早まり、収量が増加し、斉一化技術として有効である。
キーワードキャベツ、育苗、定植作業、根切り、斉一化
担当機関神奈川県農業総合研究所 生産技術部
連絡先0463-58-0333 / t-kinumaki@agri.pref.kanagawa.jp / t-kinumaki@agri.pref.kanagawa.jp
区分(部会名)関東東海北陸農業
分類技術、普及
背景・ねらい春キャベツは、千葉、神奈川を中心に栽培されているが、定植後の寒乾害により初期生育が不揃いになりやすく、また、収穫期に結球もばらつくため、収穫が選択収穫になり省力機械化の障害になっている。斉一栽培、一斉収穫を図るためには、定植苗の揃い、定植後の速やかな活着が重要な要素である。過去、地床大苗育苗慣行栽培で行っていた根切り作業を歩行型トラクタ装着のイチゴ根切り機で省力化し、機械定植のための一斉採苗、生育斉一化技術を検討する。
成果の内容・特徴1.
地床大苗育苗における根切り作業は、歩行型トラクタ装着のイチゴ根切り機を使い、深さ約10cmの位置の根をワイヤーで切断する(図1)。
2.
根切り作業を行うことにより、生育が遅延し、機械定植適期期間が延長するため一斉採苗に有効である(表1)。
3.
苗取り作業は、根切りを行なうことにより引き抜き抵抗力が慣行の1500gに対し、900gに低下し、抜き取り労力が軽減される。
4.
根切りを行った苗は、定植後の活着が良く、冬期の生育も良好となる(表2)。
5.
収穫時期は、根切りを行うことで10日程度前進し、収量も増加する。一斉収穫技術として有効である(表3)。
成果の活用面・留意点1.
夏まき栽培おける地床育苗にも適用できる。
2.
12月下旬以降(低温時)の根切りは、効果が現れない場合がある。
3.
一定の深さを保ち根切り作業を行う。
4.
イチゴ根切り機の価格は、約7万円である。
5.
牽引する歩行型トラクタ馬力は4.5kW(6PS)程度がよい。
具体的データ
図表
図表
図表
図表
予算区分助成共同
研究期間2001~2003
研究担当者衣巻 巧、土屋恭一、深山陽子
発行年度2002
収録データベース研究成果情報

研究成果情報アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat