ナガチャコガネに対するクシダネマの防除効果

ナガチャコガネに対するクシダネマの防除効果

タイトルナガチャコガネに対するクシダネマの防除効果
要約ナガチャコガネの成虫発生期に、ナガチャコガネの天敵微生物クシダネマを、茶園のうね間土壌へ施用すると、翌年秋のナガチャコガネ幼虫密度が低下し、防除効果がある。
キーワードナガチャコガネ、天敵微生物、クシダネマ、防除効果
担当機関埼玉県農林総合研究センター 特産支所 特産営農担当
連絡先042-936-1351 / f361351@pref.saitama.jp / f361351@pref.saitama.jp
区分(部会名)関東東海北陸農業
分類技術、参考
背景・ねらいナガチャコガネに対する化学的防除法に代わる、環境負荷を軽減した天敵微生物による防除法を開発するため、クシダネマ(Steinernema kushidai)の茶園における防除効果について検討する。
成果の内容・特徴1.
クシダネマを茶園のうね間土壌に散布し、処理2か月後、処理区の土壌深度0~ 5cmからクシダネマの存在が確認され、5~10cmの土壌からは検出されない。また、処理8か月後もクシダネマの存在が認められ、クシダネマは茶園での越冬が可能である(表1)。
2.
ナガチャコガネ成虫発生期の 7月上旬に、クシダネマを 1l/ mの水に希釈し、うね間土壌表面に均等に散布する。線虫の処理前後に2l/ mの水を同様に散布する(表2)。
3.
クシダネマ処理 2か月後、茶園土壌には殺虫効果のある十分な線虫数が存在する(表2)。
4.
クシダネマ処理翌年 4月のナガチャコガネ幼虫(処理当世代)に対する防除効果は、テフルトリン粒剤と同様に低い(表2)。
5.
クシダネマ処理翌年11月のナガチャコガネ幼虫(処理翌世代)に対する防除効果は、テフルトリン粒剤より高い(表2)。
6.
クシダネマの施用量は、線虫数50万頭/m 処理でナガチャコガネ幼虫に防除効果が見られる(表2)。
成果の活用面・留意点1.
クシダネマは2003年3月現在、農薬取締法に基づく登録はされていない。
2.
クシダネマは(株)クボタのクシダネマ製剤を用い、線虫数50万頭/m 処理は、クシダネマ製剤の芝害虫に対する登録上の処理量である。
3.
クシダネマによる夏の防除は、高温・乾燥・紫外線の影響を回避することが重要である。クシダネマは地温30℃以上では急速に死滅する。秋は地温20℃以上の時期に処理しないと、徐々に地温が低下してくるため殺虫活性が低下する。
具体的データ
図表
図表
予算区分県単
研究期間1997~2002
研究担当者石川 巌
発表論文石川(2001)茶業研究報告、第92号(別冊):30‐31.
発行年度2002
収録データベース研究成果情報

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