水稲作における堆肥の組み合わせ・利用技術

水稲作における堆肥の組み合わせ・利用技術

タイトル水稲作における堆肥の組み合わせ・利用技術
要約発酵鶏ふんと牛ふん堆肥を組み合わせて基肥とする場合には、これらの堆肥を用いたインキュベ-トに基づき発酵鶏ふんで調整するとよい。
キーワード堆肥組み合わせ、インキュベート
担当機関福井県畜産試験場 技術開発部 環境研究グループ
連絡先0776-81-3130
区分(部会名)関東東海北陸農業
分類技術、参考
背景・ねらい近年、環境問題について関心が高まっているなか、今後、耕畜連携によりさらに有機栽培、土づくりが重要である。北陸地域では水稲作における堆肥の春施用はほとんど行われていない。そこで、牛ふん堆肥および発酵鶏ふんを基肥として施用する場合の調整法、施用量を収量との関係で検討する。
成果の内容・特徴1.
牛ふん堆肥・発酵鶏ふんとして表1に示されたものを用いた。
2.
発酵鶏ふん単独施用
発酵鶏ふん基肥量を窒素成分で、(化学肥料の基肥窒素量=0.4kg/a)/0.7とした場合、化学肥料と同等の収量となった(図1)。
3.
牛ふん堆肥と発酵鶏ふん混合施用
(1)
牛ふん堆肥および発酵鶏ふんを窒素成分で、それぞれ(0.2kg/a)/0.3、(0.2kg/a)/0.7量組み合わせて基肥とした場合、発酵鶏ふん単独に比べて減収する傾向にあった(図1)。
(2)
発酵鶏ふん・牛ふん堆肥を土壌に添加後、インキュベートを行ったところ、アンモニア態窒素量と粗玄米重との間に関係がみられた(図2)。
(3)
インキュベートでのアンモニア態窒素量が、推定で発酵鶏ふん単独での値以上になるように発酵鶏ふんの増量分を求め、これに対応する増施を行った結果、粗玄米収量は無増施に比べて多い傾向にあり、発酵鶏ふん単独に近い値になった(図2)。この場合の牛ふん堆肥および発酵鶏ふん全量は、それぞれ窒素成分で0.67~0.64kg/a、0.41 ~ 0.55kg /a。この比に基づき混合したものを基肥とする。
成果の活用面・留意点1.
穂肥として、発酵鶏ふんを窒素成分量で0.29kg/a程度施す。
2.
食用稲を対象とし、水稲品種コシヒカリ、粗植栽培(15.5株/m2)に適用される。
3.
粘質な水田に適用される。
具体的データ
図表
図表
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予算区分国補
研究期間2000~2002
研究担当者林 薫月、斉藤正志
発行年度2002
収録データベース研究成果情報

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