10月、11月採花のストックの水揚げ促進技術

10月、11月採花のストックの水揚げ促進技術

タイトル10月、11月採花のストックの水揚げ促進技術
要約10月、11月採花のストックでは200ppmの塩化ベンザルコニウム溶液で4時間水揚げを行うと水の揚がりが十分となる。その後、箱詰めして18時間放置しても切り戻しなしで花を活けることができる。
キーワード水揚げ、ストック、塩化ベンザルコニウム
担当機関石川農研 育種栽培部 花き科
連絡先076-257-6964 / murahama@pref.ishikawa.jp / murahama@pref.ishikawa.jp
区分(部会名)関東東海北陸農業
分類技術、参考
背景・ねらい石川県では花き類の生産振興の一環として、水稲経営との複合化が図りやすいストックの栽培を推進している。しかし10、11月採花のストックは水が揚がりにくく、水揚げ不良の場合は出荷後の鮮度が大きく落ち、花持ち期間が短縮されるため流通上の大きな問題となっている。そこで入手しやすい薬品を用いた水揚げ促進技術を開発する。
成果の内容・特徴1.
塩化ベンザルコニウムはストックの水揚げ促進に大きな効果を示す(表1)。
2.
200ppmの塩化ベンザルコニウム溶液で4時間水揚げを行うと水の揚がりは十分となる(図1、写真1)。
3.
水道水で4時間水揚げして、箱詰めし、室温で18時間放置(輸送シュミレーション)した場合、切り戻し処理をしないと全く吸水されない。それに対して、200ppmの塩化ベンザルコニウム溶液を用いて水揚げを行うと、箱から出した後の切り戻し処理の有無にかかわらず速やかに吸水させることができる(図2)。
成果の活用面・留意点1.
箱から出した際に塩化ベンザルコニウム溶液で水揚げ時に浸かっていた茎の部分が溶けたような状態(写真2)となるが、活け花時には吸水して膨潤し茎の外観も戻るため問題はない。
2.
塩化ベンザルコニウム溶液にショ糖など他の薬剤を混剤すると葉にクロロシスを起こすことがある。
3.
水が揚がりにくい10月、11月に効果が大きい。12月以降の低温期は水が揚がりやすいため必要ない。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間2001~2002
研究担当者村濱 稔
発行年度2002
収録データベース研究成果情報

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