タマナギンウワバ、イラクサギンウワバの誘殺に適した性フェロモントラップ

タマナギンウワバ、イラクサギンウワバの誘殺に適した性フェロモントラップ

タイトルタマナギンウワバ、イラクサギンウワバの誘殺に適した性フェロモントラップ
要約タマナギンウワバ、イラクサギンウワバの性フェロモンルアーを用いた誘殺には粘着トラップまたはファネルトラップが適している。
キーワードタマナギンウワバ、イラクサギンウワバ、発生消長、性フェロモン、粘着トラップ、ファネルトラップ
担当機関愛知県農業総合試験場 環境基盤研究部 病害虫グループ
連絡先0561-62-0085
区分(部会名)関東東海北陸農業
分類科学、参考
背景・ねらいアブラナ科野菜では減農薬栽培がすすむ中、タマナギンウワバの被害が顕在化しつつある。また、イラクサギンウワバは欧米諸国では古くから害虫として認識されていたが、これまで我が国では発生が少なかった。しかし、近年西南日本を中心に、被害が問題となってきている。一方、ウワバ類に誘殺効率の高い性フェロモンルアーも試験的に作られ、発生予察への応用が期待されている。そこでウワバ類の誘殺に適したトラップを選定した(写真)。
成果の内容・特徴1.
2003年のデータでは、タマナギンウワバの誘殺数はコーントラップに比べ粘着トラップの方が多い。(表1)。
2.
2003年はほ場でのウワバ類幼虫の発生はタマナギンウワバが主体であったが、粘着トラップでの発生消長とほ場での幼虫・蛹数の発生消長はともに一山型で雄成虫の誘殺ピークが20日ほど早く認められ、ほ場での幼虫の発生を予察できる可能性もある(表1)。
3.
2004年のデータではタマナギンウワバは誘殺数のピークは異なるものの、粘着トラップ、ファネルトラップとも誘殺総数がほぼ同等である。イラクサギンウワバでは粘着トラップの誘殺数が多いが、発生ピークはほぼ同様に把握することができる(表2)。
成果の活用面・留意点1.
ウワバ類の発生が問題となっている地域で発生消長の把握に使用できる。
2.
ウワバ類対象の交信攪乱用フェロモン剤の攪乱効果の確認用に使用できる。
3.
ルアーの取付高さは90cm程度とする。
4.
粘着トラップではおよそ100頭誘殺されると粘着面がほぼ覆い隠されてしまうので、それ以上の誘殺がある場合には、調査間隔を短くする必要がある。
5.
ファネルトラップを使用する場合には、捕殺用に数cm角のDDVPくん蒸剤を入れておく。
6.
ルアーは現在のところ試作品で市販されていない。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間2003~2005
研究担当者深谷雅博、大野 徹
発表論文大野(2004) 関西病虫研報(46):71-73
発行年度2004
収録データベース研究成果情報

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