種子塗沫処理を基幹としたダイズのフタスジヒメハムシの防除

種子塗沫処理を基幹としたダイズのフタスジヒメハムシの防除

タイトル種子塗沫処理を基幹としたダイズのフタスジヒメハムシの防除
要約ダイズ播種前のチアメトキサム剤種子塗沫処理と、第2世代成虫発生最盛期におけるイソキサチオン粉剤散布との体系防除により、フタスジヒメハムシによる葉の食害および子実の加害を効果的に軽減することができる。
キーワードダイズ、フタスジヒメハムシ、チアメトキサム、種子塗沫処理、体系防除
担当機関福井農試 生産環境部 病理昆虫研究グループ
連絡先0776-54-5100
区分(部会名)関東東海北陸農業
分類技術、参考
背景・ねらい近年、ダイズ栽培においてフタスジヒメハムシの発生が増加してきており、成虫による葉や子実の加害が問題となっている。現在、子実肥大期の2回防除に加え、エチルチオメトン粒剤の播溝散布による防除が行われているが、専用散布機が必要なことから、普及率は伸びていない。そこでチアメチキサム剤の播種前種子塗沫処理の導入により、子実肥大期の防除回数を減少させる。

成果の内容・特徴1.
チアメトキサム剤の種子塗沫処理は、播種32日前(5月中旬)、播種15日前(5月下旬)および播種前日(6月中旬)のいずれの処理においても効果が高く(図1)、生育障害等の薬害も認められない。
2.
チアメトキサム剤の種子塗沫処理は、エチルチオメトン粒剤の播溝散布に比べ、8月下旬の第2世代成虫の密度抑制効果が高い(図2)。
3.
チアメトキサム剤の種子塗沫処理単独での防除効果はやや劣るが、チアメトキサム剤の種子塗沫処理と第2世代成虫発生最盛期の8月下旬にイソキサチオン粉剤散布を組み合わせると、フタスジヒメハムシの発生を抑制し(図2)、子実の被害も減少する(図3)。
4.
チアメトキサム剤の種子塗沫処理は作業が容易で、エチルチオメトン粒剤の播溝散布のように専用散布機も不要のため、低コストで省力的な防除法である。

成果の活用面・留意点1.
チアメトキサム水和剤(種子処理専用フロアブル30%)は平成18年2月1日現在ダイズではアブラムシ類に登録があるが、フタスジヒメハムシに対しては未登録である。
2.
フタスジヒメハムシ第2世代成虫の発生増加期から最盛期は、8月中旬から下旬であるが、年次間差があるため、発生消長を把握し、防除適期を逃さない。
具体的データ
図1
図3
予算区分県単
研究期間2003~2005
研究担当者高岡誠一、早川嘉孝、富田浩治
発行年度2005
収録データベース研究成果情報

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