シクラメンの肥効調節型肥料を用いた省力施肥管理技術

シクラメンの肥効調節型肥料を用いた省力施肥管理技術

タイトルシクラメンの肥効調節型肥料を用いた省力施肥管理技術
キーワードシクラメン、肥効調節型肥料、マット底面給水
担当機関栃木農試 園芸技術部 花き研究室
連絡先028-665-7071
区分(部会名)関東東海北陸農業
分類技術、参考
背景・ねらいシクラメン栽培では液肥を主体とした施肥法が普及しているが、より省力化を図るためマット底面給水栽培における肥効調節型肥料を用いた施肥法の確立が求められている。そこで、12月播種の5号鉢生産で、葉数100枚、開花数20輪程度の規格品生産に適する肥効調節型肥料の種類を明らかにする。

成果の内容・特徴1.
主芽発達期から花芽分化期の葉数は、4月中旬にシグモイド70日タイプ1gと被覆カリ140日タイプ0.5gの施肥が優れ、9月中旬の追肥時に50枚程度となる(表1)。
2.
培地の地温は6月中旬までは20℃前後、8月中旬までは23~27℃、9月中旬までは20~25℃で推移し(データ略)、4月中旬に施肥したシグモイド70日タイプの窒素は、シグモイド100日と140日タイプより多く9月中旬に90%溶出する(図1)。
3.
花蕾発育伸長期から開花期の生育は、9月中旬に追肥したリニア70日タイプ4gと被覆カリ100日タイプ2gが優れ、4月中旬の肥効調節型肥料施肥との組み合わせにより開花時に葉数100枚、開花数20輪程度の品質となる(表2)。
4.
培地の地温は9月下旬までは20~25℃、11月中旬までは15~18℃、12月上旬までは13~15℃で推移し(データ略)、9月中旬に施肥したリニア70日タイプの窒素は、100日タイプより上回り12月中旬に75%程度溶出する(図2)。

成果の活用面・留意点1.
品種パステル系シューベルト、12月下旬播種、4月中旬3号、7月上旬5号プラスチック鉢定植の作型である。
2.
かん水方法はドリップチューブを用いたマット底面給水である。
3.
肥効調節型肥料は培地表面に置き、指で軽く押し込む。
4.
培地は赤土、籾殻堆肥、腐葉土、ピートモスを4:2:2:2の割合(体積比)に配合する。培地1L当たり、重焼りん4g、ようりん2gを加えたものを使用する。
5.
栄養診断に基づき8月以降と11月以降に養分不足が見られる場合には、液肥による追肥が必要である。
6.
養分吸収量のデータは平成17年度の成果情報を参照。

具体的データ
表1 4月中旬に施肥した肥効調節型肥料の違いが生育に及ぼす影響
表2 9月中旬に追肥した肥効調節型肥料の違いが開花時の生育に及ぼす影響
図1 肥効調節型肥料の窒素溶出率の推移
図2 肥効調節型肥料の窒素溶出率の推移
予算区分県単
研究期間2004~2004
研究担当者高﨑正、高沢慎
発行年度2006
収録データベース研究成果情報

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