傾斜地キャベツ作の省力機械化栽培管理作業体系

傾斜地キャベツ作の省力機械化栽培管理作業体系

タイトル傾斜地キャベツ作の省力機械化栽培管理作業体系
要約慣行のキャベツ作体系に、乗用型移植機、ブームスプレーヤ、移植時の少量灌水技術を導入することにより、傾斜地での栽培においても作業時間は約40%省力化でき、収量も対照と同程度以上である。
キーワードキャベツ、乗用型移植機、ブームスプレーヤ、傾斜地、作業時間、省力化
担当機関愛媛県農業試験場 経営流通室
連絡先089-993-2020
区分(部会名)近畿中国四国農業
分類技術、参考
背景・ねらい愛媛県の中山間地域では、露地葉菜類の殆どは傾斜地での生産であり、生産者の高齢化が進展していることから、労働生産性が低下しており、既存の栽培体系では高収益生産は望めない。
そこで、傾斜地キャベツ作において、低コスト育苗技術と機械化による省力栽培管理技術を組み合わせた省力機械化栽培管理作業体系を確立する。
成果の内容・特徴
  1. 移植作業は、乗用型移植機によるうね立て同時移植を行うことで、手植えに比べ作業時間を68%短縮できる(表1)。
  2. 病害虫防除作業は、乗用型管理機搭載型ブームスプレーヤの導入により、動力噴霧機体系に比べ作業時間を80%短縮できる(表1)。 
  3. 移植後の灌水作業は、水源からの太ホースによる灌水体系に比べると作業時間は多いが、ブームスプレーヤの効率利用により、1人作業で軽労化できる(表1)。
  4. 育苗作業は、くん炭混合培地+希釈海水育苗技術を導入しても、作業時間はほとんど変わらない。しかも、苗の活着は良好で、出荷収量も対照と同程度以上である(表1、表2)。
  5. これらの新技術導入部分の作業時間の合計は、夏秋どりで18.5h/10a、冬春どりで17.4h/10aとなり、対照に比べ各々42%、36%短縮できる(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 移植後の灌水では、ブームスプレーヤの水平ノズル中央2個の噴板を外して利用する。
具体的データ
表1
表2
予算区分地域基幹
研究期間1997~2001
研究担当者河内博文、才木康義、大西力
発表論文平成13年度「中山間傾斜地帯での葉菜類の省力・周年栽培技術の開発」検討会資料
発行年度2001
収録データベース研究成果情報

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