草地小流域土壌の乾燥程度が降雨流出に及ぼす影響

草地小流域土壌の乾燥程度が降雨流出に及ぼす影響

タイトル草地小流域土壌の乾燥程度が降雨流出に及ぼす影響
要約岡山県の主要品種である「新備中大納言」に「京都大納言」を交配し、大粒かつ収量性に優れ、製あん適性に優れた新品種「岡系1号」を育成した。
キーワードアズキ、大粒、多収、あん加工適性
担当機関岡農総セ 農試 作物研究室
連絡先0869-55-0275 / miyuki_hirai@pref.okayama.jp / miyuki_hirai@pref.okayama.jp
区分(部会名)近畿中国四国農業
分類技術、普及
背景・ねらい岡山県は中国四国一の小豆の産地であり、古くから備中地方を中心にその半数が「新備中大納言」、他に丹波系統などが作付けられている。しかし、新備中大納言は大粒で種皮色は鮮やかであるが、子実形状が実需者の評価の低い長円筒で、収量性が不安定である。そこで、「新備中大納言」に「京都大納言」を交配し、大粒かつ収量性および加工適性の優れた品種を育成する。
成果の内容・特徴
  1. 「岡系1号」は、1990年に「新備中大納言」を母、「京都大納言」を父として交配し、粒大、品質、収量性を重点におき系統育種法で育成した。
  2. 7月下旬播種において、「新備中大納言」より開花期は2日早く、成熟期は2日遅い、秋型に属する晩生種である(表1)。
  3. 主茎長は、「新備中大納言」より長い短の長、主茎節数は少、分枝数は多、蔓化性は中である。熟莢色は淡褐色、種皮色は赤、子実の形状は長円筒、種皮率は低、百粒重は23.8gと極大粒である(表1、「あずき品種特性分類審査基準」により分類)。
  4. 育成地(岡山農試)における精子実重は、「新備中大納言」よりやや多い(表1)。
  5. 現地試験における精子実重は、県中南部(赤坂・倉敷)で「新備中大納言」と同等以上、高冷地(美甘)で少ない(表2)。
  6. あんの加工適性は、浸漬における吸水速度が新備中大納言より速く、煮えむらが少ない(表3)。粒あんの加工適性は、「小豆本来の風味を豊かに備え、豊かで柔らかい香り、良好な色合いであん加工に優れた特性を有する」と製あん業者から評価されている(表4)。

成果の活用面・留意点
  1. 「岡系1号」は、成熟期が「新備中大納言」に比べやや遅いため、11月上旬に霜害の恐れがある一部高冷地を除いた県内全域に適する。
  2. 「岡系1号」は、「新備中大納言」と「京都大納言」に比べ生育量が多く蔓化しやすいため、県南部地域や肥沃な土壌条件下では早播きを避け、やや疎植とする。
  3. 現在、品種登録を申請中である。

具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1990~2001
研究担当者森 義雄、柆生直義、佐野敏広、金田小百合、平井 幸
発行年度2003
収録データベース研究成果情報

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