空中撮影熱画像と地形因子解析法を併用する高精度気温分布図作成法

空中撮影熱画像と地形因子解析法を併用する高精度気温分布図作成法

タイトル空中撮影熱画像と地形因子解析法を併用する高精度気温分布図作成法
要約「はえぬき」は、「キヌヒカリ」と同等の収量性と食味を有し、穂発芽しにくく、平坦部や沿岸部で栽培しても心白、乳白粒等の発生が少なく整粒割合が高い。そこで、本県の6月中下旬移植栽培に適する早生品種として奨励品種に採用する。
キーワードイネ、奨励品種、はえぬき
担当機関香川農試 作物担当
連絡先087-889-1121 / ja7573@pref.kagawa.lg.jp / ja7573@pref.kagawa.lg.jp
区分(部会名)近畿中国四国農業
分類技術、普及
背景・ねらい早生の奨励品種「キヌヒカリ」は、近年の温暖化の進行等に伴い心白粒、乳白粒等の白色未熟粒の発生が増加し1等米確保が困難な状況が続いている。さらに、耐穂発芽性が不十分なことから、収穫期に降雨が続く年は穂発芽による品質低下を招いたり、種子確保にも支障をきたす場合がある。このため、外観品質と耐穂発芽性に優れる早生の良食味品種の早期導入が求められている。
成果の内容・特徴「はえぬき」の品種特性は、「キヌヒカリ」に比べて、次のとおりである。
  1. 出穂期、成熟期は同等の早生に属する。
  2. 稈長は5cm程度短く、穂長は1~2cm長い。穂数はやや多く、草型は“偏穂数型”である。耐倒伏性は同等の“強”である(表1)。
  3. 穂発芽性は“中”で、「キヌヒカリ」より穂発芽しにくいが、「コシヒカリ」よりしやすい(表2)。
  4. 紋枯病の発生程度はやや多く、いもち病の発生については同程度である(表1)。
  5. 収量性は同程度(表1)、食味は同等の極良食味である(表3)。
  6. 登熟期が高温で経過しても心白、乳白粒等の発生が少なく、整粒割合も高い(表1、図1)が、平坦部や沿岸部で早期栽培すると整粒率70%の確保はできなくなる(図1)。

成果の活用面・留意点
  1. 普及対象地域は県内全域とするが、平坦部及び沿岸部では品質を確保するために移植期は6月中下旬とする。当面は「キヌヒカリ」に替えて普及を図り、栽培面積は市場評価に応じて拡大する。
  2. 耐倒伏性に優れ、増肥により増収するが、良食味を確保するために施肥水準は「コシヒカリ」並みとする。
  3. いもち病と紋枯病の防除を適切に行う。
  4. 「キヌヒカリ」より穂発芽しにくいが、良質米生産のため適期刈取りを励行する。

具体的データ
図表
図表
図表
図表
予算区分県単
研究期間1997~2002
研究担当者宮下武則、山田千津子、森 芳史、西村 恵、大山興央、大川俊彦、福島 淳
発表論文大山興央(2003)豊穣 41:4-5.
発行年度2003
収録データベース研究成果情報

研究成果情報アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat